投資スパンの考え方について
株や投信に資金を投じる事を一般的に投資と呼ぶと思います。ただ、この資金を投じてその資金を回収するまでのスパン(期間)の考え方が人によって大きく異なると思いました。
【一般的な投資のスパンの考え方】
①短期投資:数時間~数日の間に取引を行う
②中期投資:数週間~数か月の間に取引を行う
③長期投資:数年以上後に取引を行う、または一度購入したら売却しない
上記3つが投資スパンに関する考え方の基本かと思います。
僕の周りにいる人の多くは①、②を投資と考えている人が多いように思えます。
完全に主観的なイメージですが、投資と言うと①、②のように取引して、取引による差額で資金を増やすと考えている人が多いのではないかと思っています。
ただ、僕は①、②は投資とは言えないのでは?と考えています。
まず、投資とは?という基本的な事のおさらいから。。。
投資(とうし、英: investment)とは、主に経済において、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%95%E8%B3%87
との事です。
つまり、将来の投資からお金を回収する事が見えるような活動を投資と呼ぶのだと思います。
ただ、我々は預言者ではないので、将来の事は分かりません。
しかし、これまでの大失敗をぶっこきまくってきたor神々になった先人達の知恵と知識がナレッジとして貯まっていて、そのナレッジを利用する事により我々でも状況が似ている場合には高い確率で資本を増やすことが出来るのだと思います。
では、実際に①、②は投資とは言えない理由ですが、それはナレッジ以上に自分の感性に従って"取引"を行ってしまう人が多いように思えるからです。
もちろん、短期取引のナレッジもありますし、それを学習してそのナレッジに沿った取引を忠実に行っている人達もいるとは思います。ただ、自分でやっていた事があって気付いたのですが、やはり損があると損切したくないもので、なかなか損切り出来ず、気付いた時に膨大なマイナス額になると言うパターンは多くの人が体験したことある事だと思います。
①、②は投資と言えないと言い切る事は少しおこがましかったかも知れませんが、
多くの場合投資ではなく、ギャンブルになってしまう場合が多いと思えるのであまり良い将来の資産を増やす活動ではないと思います。
逆に③については、個人的に非常に良い活動だと思っています。
なぜかと言うと、長期投資として株式や債券を買っていれば、一時的な暴落があったとしても数十年後には回復するだろうと楽観的な気持ちで保持する事ができ、その間も配当や株主優待を貰い続けゆっくりですが、資産を増やしていく事が出来ると思います。
具体的な例を出すと、僕はオリックス(8591)の株式を保持しています。
オリックスは昨年度からふるさと優待なるものを実施始めまして、僕は株価は高値掴みしてしまいましたが、優待と配当で非常に満足しています。
優待の品が自宅に届いた際は、これからも持ち続けようと思った次第です。
皆さんも、投資をするならぜひ長期投資にした方が良いと思います。