2019年1月 ソーシャルレンディング(maneo) 運用成績 公開
昨年からソーシャルレンディング業界で怪しい雰囲気になってきているように思えていた矢先に、遂にmaneoでも1月8日に延滞発生のお知らせがありました。
ソーシャルレンディングもそろそろ退却の準備を始めないといけなさそうだなぁ~と思っている今月の筆者のソーシャルレンディング運用状況を紹介します。
ソーシャルレンディングについて
ソーシャルレンディングはお金の貸付けに対する利息を受け取るというものなので、銀行業に近いと認識しています。銀行業と異なるのは銀行よりも貸付対象のフィルタが緩かったり、貸付対象の詳細が不透明だったりするので、投資家が背負うリスクが高くなってしまうという点です。
主なリスクとして、貸付け対象として多いのが不動産関連なので、不動産業界が不況になった際には貸し倒れが発生してきてしまうリスクがあります。
また、ソーシャルレンディングは業界が始まってまだまだ年数が経ってないので、認知度も低いですが、会社としてもまだまだなところがあり、金融庁から業務改善命令がだされることも多いのが心配の種です。
また、最近ではmaneo、グリーンインフラレンディング、ガイアファンディングなど様々なところで延滞が発生しており、返金されないというリスクが高まっています。
こんな訳で、運用商品としては運用対象額の値幅が動かないので無リスクですが、延滞や貸し倒れなどもっと大きな括りでのリスクは高いというのが現状です。
運用条件
運用資金額:100万円
運用開始:2018年6月
運用期間:8カ月
運用中ファンド
不動産担保付きローンのファンドのみ選択して運用しています。
貸付額がばらばらですが、理由としては利回りが高いものほど高額の運用にしています。ただ、運用額の決定はなんとなくで特に決まった法則がある訳ではありません。
また、あまり意味が無いかも知れませんが時間分散的効果を狙って、運用開始時期をずらして投資しています。
運用対象となるファンドの利回りは6%付近のものを選択しています。
筆者の運用ファンドの平均利回りは6%台後半です。
今月は昨年から運用していたファンドが償還され、全体として11ファンドを運用中で、全て延滞はなく正常稼働中です。
分配金予定&実績
分配金予定は先月と変わらずで、着々と分配金を受け取れています
今月は1/15に103,143円の分配金が入りました。maneoでは投資元本を分配金として支払われるので、投資元本の99,957円を抜いた3,994円が実質的な分配金でした。そして、源泉所得税を抜くと3,186円が実質の利益でした。
まとめ
今月は1/8にmaneo社から「延滞発生のご報告」というお知らせがあり、遂にmaneoも延滞が発生し始めてしまったかと思いました。
最近は、多くのソーシャルレンディング会社で延滞が発生してきており、この流れは当面続くのではないかと考えています。
ひと昔前は、とにかくファンドに申し込みすれば利益が出ていたイメージでしたが、これからは延滞で評価損益がマイナスになってくるのではないかと考えています。
そんな訳で、筆者としては昨年の11月に運用資金を50万円⇒100万円にしましたが、100万円⇒50万円にしようと考えています。
2月6日には5万円の分配金が戻ってくるので、その分配金も含めて45万円程は銀行に戻そうかと考えています。
何事も大局的に相場をとらえて早めに対応することが重要ですね。