中途半端な相場の行動論
最近、株式相場は軟調で大幅な下落でもなく、順調な増加でもない微妙な相場ですね。
このような相場の時に皆さんはどうしますか?
『ボーナスも入ったし、そろそろ高配当株にでも投資しておこうか?』とか『微妙な相場だから今は待っておこう』など色々考えがあると思います。
中途半端相場でどのように投資判断をしていくのか?
株式相場が中途半端だけど、投資しても良いものなのか。。。
それとも、長期的な相場感から手控えた方が良いのか悩ましいですね。
2020年までは東京オリンピックが見えているので様々な分野で成長し易かったと思います。しかし、2020年以降はこれまでのような急激な成長が出来るかと言われたら厳しそうだと予想できます。
また、2022年には生産緑地問題で不動産価格の下落が予想され、不動産市場の過熱感が消えてくるととともに、その熱で資産家が投資に対する熱も減らないか心配してしまうところです。
そんな訳で、2020年以降ははっきりとした成長戦略が見えないので、分かりやすい成長分野以外の株の長期保有や長期保有前提の買付は手控えた方が良いとも考えられます。
『このような中途半端な状況ではどうしたらよいのか?』
それは、勝率が高いと予想出来るまで準備して待つだと思います。
初心者は何かポジションを取っていないと落ち着かないポジポジ症候群というものがありますが、ポジポジ症候群を乗り越えられた投資家は冷静に勝つか負けるか分からない場合は手控えることを選択するものだと思います。
もし、それでもどうしてもポジションを取りたいならば、高い確率で利益をあげられる投資手法を勉強し、しっかり理解し、机上検討で勝率が高くなるまで準備をしっかりした方が良いでしょう。
投資手法はバリュー投資一つを取っても複数あります。また、優待投資も様々で、グロース投資も様々です。また、短期・中期的な投資としてテクニカル分析をするパターンもあります。
今まで自分はこの投資だと思った投資方法を繰り返している人も多いかも知れませんが、現状に不満があるならば思い切って新しい投資手法の勉強や研究をしてみるのもありかも知れません。
高配当株に投資する際の注意点
冒頭のようにボーナスが入ったので、懐も温かくなり少しくらい投資してみようという気持ちが沸いてくる人もいるのだと思います。
現に、筆者も高配当株に投資しようか迷っている状態です。
最近は、日産だったりJTだったり、配当利回りが5%近い優良企業の株がちらほらありますね。高配当株投資はインカムゲイン狙いのため、必然的に長期投資になりやすく、サラリーマン投資家でも一定の人気がある投資方法です。
実際に配当利回り4%越えであれば、株式としては利回りが高いと言えるので、絶好の買い場だと推測できます。
ここで、注意したい点としては以下となります。
- 2020年以降もしっかり業績を保てそうか
- 純利益はしっかり毎年増加しているか
- 不景気になっても安心なように、自己資本比率は50%を超えているか?
- 不景気になっても倒産しずらいように、有利子負債は利益余剰金より過剰にある状態ではないか?
筆者が高配当株投資をする際は上記をポイントとして、投資するように心がけています。高配当株はキャピタルゲインよりもインカムゲイン重視の投資ですので、しっかりインカムゲインを継続的に確保できるかどうかは検討したいところです。
筆者はどうするのか?
筆者は基本的にどちらでも良いと思いますが、長期割安高配当優待株投資を基本としているので、長期で安心して保有でき、割安な高配当で優待がある銘柄に投資しようと考えています。
ただ、このような筆者の投資手法で買いだと判断出来る銘柄がない状態なので、新しい手法として優待昇格銘柄やグロース株投資も勉強中です。
書店で近しいタイトルの本を読んでしっかりした知識が出来た状態でルールを作り、投資をしていきたいと考えています。
中途半端な相場が続くとじれったくなる人もいるかも知れませんが、本サイトの情報が皆様の参考になれればと思います。