PMPを取得するとマネジメント能力が上がるのか?
昨年PMPを取得したので、今年は資格更新の為のPDU研修を受講しているひすいです。
今回は、PMPは実務ではあまり役に立たないという話を聞きますが、実際どうなのか?とPMP取得者の筆者が考えてみました。
結論から言うと、PMP取得はマネジメント能力向上に上がりやすいと考えています。
理由としては、PMBOKの知識を体系的に学習出来るからとPMPの更新研修で定期的にマネジメント知識が増えていくからと、PMPというネームバリューからマネジメント業務を得られやすいからです。
もう答えを説明してしまいましたが、筆者の考えも含めてPMP取得がマネジメント能力向上に役に立つという内容を紹介していきたいと思います。
PMPの試験勉強は役に立つ?
PMPの試験勉強はマネジメントにおける基礎的な事の学習が多いので、既にマネジメント業務についている人からしたら当たり前な事も多いでしょう。
一方で、マネジメント業務の経験が少ない人材からしたらマネジメントとはどんな仕事なのか概念的な事を体系的に学習することが出来て、基本を知るためには良いと思います。また、マネジメント経験がある程度あるベテランでも、マネジメントは独学という人も多いはずで、実際には今の自分の業務に抜けている知識があるかも知れないので、やはりマネジメントを体系的に学習する事に向いていると思います。
では、実践で約に立つのかというと、意識して活用していかないと全く意味ないと思います。なぜならば、多くの組織は既にマネージャーのする事は何となくフレームワークがあり、ある程度することが決まっている事が多いからです。
例えば、仕事を請け負いするときに、WBSは意識しなくても、請け負う内容の大筋の成果物は見えている状態で契約するはずですし、スケジュールも大筋は立てて契約するのではないでしょうか。
※大筋の成果物やスケジュールやコストが見積れていない状態で契約すると失敗案件になるのだと思います。
PMPの更新の研修でもマネジメント能力が磨かれる!?
筆者は今年初めてPMPの更新のために研修を受講しているのですが、一度資格取得をしたら終わりの国家資格とは違い、しっかり定期的に研修を受講して知識を更新しなければならないPMPは、保有を続ける程学べることが多いと感じます。
実際に試験勉強ではPMBOKの内容の暗記・理解がメインとなりますが、研修では実務でも使える内容のファシリテーション技術についてや、リーダー論などが学習できるため、PMP取得者は更新し続けるためにどんどんマネジメント能力が向上していくと考えられます。
また、PMP取得者というだけで、会社からもよりマネジメント系の上位業務を与えてもらいやすくなると思いますので、経験もおのずと付いてくるのではないでしょうか?
まとめ
PMPは試験勉強の内容であるPMBOKだけ見られて使えないと考えられる事が多いですが、実際はPMP更新の研修やPMP取得者という名目から実業務でもマネジメント業務を貰いやすいという事もあり、PMP未取得者よりもマネジメント能力が上がりやすいと考えています。
そんな訳で、皆様も自己啓発として資格取得をするならば、より上位レイヤーの仕事に繋がるPMPを取得することをお勧めします。
実際に筆者も取得して良い事が多いと感じているため、意識の高い人にはお勧めとなります。