ひふみ投信の成績まとめ
SBI証券の投資信託で積立件数、NISAランキング1位、販売金額ランキング2位という人気の高い投資信託であるひふみ投信ですが、本当に人気に見合うだけの要素があるのか気になりませんでしょうか?そこで、ひふみ投信の戦闘力を測定すべく、実際に毎年どれくらい上昇しているのかSBI証券の基準価額推移の過去データを集計してみました。
ひふみ投信に投資してこうか考えている方の参考になればと思います。
ひふみ投信の成績測定表
以下は、『ひふみプラス』を元に毎年の基準価額から算出した表です。
- 最大値:単純なその年の基準価額の最大値
- 増加値:その年の1月頭から12月末に上昇した値です。(12月の値-1月の値)
- 増加率:その年の1月頭から12月末に上昇した倍率です。(12月の値/1月の値)
2012年 | 2013年 | ||||||
基準価額 | 純資産総額 | 基準価額 | 純資産総額 | ||||
最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 | 最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 |
11951 | 1951 | 1.1951 | 775 | 19992 | 7736 | 1.631201 | 6937 |
2014年 | 2015年 | ||||||
基準価額 | 純資産総額 | 基準価額 | 純資産総額 | ||||
最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 | 最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 |
22982 | 2776 | 1.138116 | 11140 | 28114 | 4767 | 1.206248 | 48612 |
2016年 | 2017年 | ||||||
基準価額 | 純資産総額 | 基準価額 | 純資産総額 | ||||
最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 | 最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 |
29272 | 1708 | 1.062197 | 18594 | 42427 | 12543 | 1.422437 | 366277 |
2018年 | |||||||
基準価額 | 純資産総額 | ||||||
最大値 | 増加値 | 増加率 | 増加値 | ||||
44454 | -2301 | 0.946694 | 555262 |
ひふみ投信の成績考察
ひふみ投信の戦闘力を測るには、毎年どれくらい基準価額が上昇しているのかというところなので、基準価額の増加値と増加率だけを抜き出したものが以下です。
基準価額 | ||
増加値 | 増加率 | |
2012年 | 1951 | 1.1951 |
2013年 | 7736 | 1.631201 |
2014年 | 2776 | 1.138116 |
2015年 | 4767 | 1.206248 |
2016年 | 1708 | 1.062197 |
2017年 | 12543 | 1.422437 |
2018年 | -2301 | 0.946694 |
平均 | 4168.571 | 1.228856 |
これを見ると、毎年の平均上昇額は4000円程度で、増加率にすると毎年約23%程度の上昇のようです。ただ、実際は2013年と2017年の上昇が非常に強いので、2つの年の上昇を含めなかった場合の平均は平均上昇値は1780円程度で増加率は毎年約11%程度という結果でした。
運用に成功している年の成長力は非常に高いですが、それ以外の年は普通のアクティブファンドな印象です。これを見ると、ひふみ投信は成績が安定していないですが、爆発するタイミングでは非常に強いファンドとなり、今後もこの何年か毎に爆発的な成長が出来るならば、魅力的なファンドとも言えます。
ひふみ投信成績まとめ
ひふみ投信は国内株式メインのアクティブファンドという事で、成長性の予想は難しいように思えます。ただ、運用が成功している年の成長力はインデックスファンドでは到底得られない程の運用成績が得られる点は魅力的でしょう。
このことから、他のファンドでバランスを取りつつ、余剰資金の中でもさらに余剰資金で運用する方が安定的な成果が得られると予想できます。
今後は、他のファンドとも比較検討をしていきたいと思います。気になる方は、本サイトをブックマークして頂ければと思います。