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【投資信託解説】目論見書の見方(読み方)

投資信託目論見書の見方

投資信託を購入する前に、絶対に読んでおくべき資料として目論見書があります。

目論見書は各投資信託の投資方法や投資対象や手数料など概要から詳細まで知る事が出来ます。しかし、専門用語も多く読みづらいと言う難点もあります。

目論見書が読めるようになれば、似たような投資信託のの中から最も自分の理想とする投資信託を選べるようになります。

また、希望の投資対象により低コストでより無駄の少ない投資ができるようになり、投資への理解が高まり、結果が付いてくる確率も上がるでしょう。

今回は投資信託を購入する人に必見の目論見書の見方を紹介します。

 

 

目論見書とは

投資信託のファンドの目的、投資対象、投資分類、決算頻度、投資形態、資産内訳ファンドの仕組みなど、投資信託の購入前検討に必要な殆どの情報が掲載されています。

基本的に投資信託の詳細を理解する為には必読の書類です。

ネット証券では資料請求せずとも確認する事が出来ます。以下は、SBI証券の「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」というファンドのページですが、赤丸の部分に『目論見書』というリンクがあり、こちらから目論見書を確認する事ができます。

SBI証券投資信託目論見書ボタン

目論見書関連書

目論見書に関連する書類として以下の2種類もあります。

補完資料

 販売会社の概要や金融商品あっせん相談センターの紹介、NISA での投資信託の取引時の注意事項、販売手数料など販売会社が説明する資料となります。

運用レポート

 基準価額の純資産総額の推移やファンドの騰落率、最近の分配実績、資産構成⽐率、基準価額の変動要因、組⼊上位5カ国・地域・業種などが掲載された資料となります。購入後はこちらを参照して、運用状況に問題ないか確認します。

 

目論見書の見方(読み方)

投資信託を購入する前には必ず確認する事が義務付けられているので、一度は確認する書類になりますが、目論見書を見る前に各投資信託のページで運用方針や商品分類などの内容を確認できる為、目論見書まで見ない人が多いようです。しかし、目論見書の見方として投資信託購入直前に確認すると言う見方は推奨出来ません。

目論見書は、類似投資信託の比較の為に詳細を確認すると言う見方が主になります。

目論見書を確認する際におすすめ方法として、いくつかの確認するべき項目をチェックシートにして、チェックシートに沿って目論見書を確認していくと言う方法があります

チェックシートに確認項目をまとめておけば、類似の投資信託を比較する際にも、どの投資信託がどれくらい条件を満たせているのか分かりやすく、変な投資信託を買ってしまう可能性を下げられます。

 

 

確認重要ポイント

証券会社の投資信託紹介ページに載っていない項目や詳細に内容を確認しておくべき部分を確認しておくと良いです。

主に投資形態とファンドの仕組みや投資リスク、運用実績はしっかり確認しておきたいところです。

 

投資形態とファンドの仕組み

投資形態とは、投資信託がどのような上位ファンドを持つのかという情報で、マザーファンドに属する場合とファンドオブファンズというその投資信託が複数の投資信託で出来ている場合の2種類あります。

一般的に、ファンドオブファンズは投資信託の中に投資信託がある状態なので2重に信託報酬を支払うことになり、手数料高になる懸念がありますが、一つの投資信託内でプロがポートフォリオを組んでくれるので投資家の運用が楽になるというメリットもあります。

一方で、マザーファンドはファンドオブファンズ形態よりも信託報酬が安くなりますが、自分でポートフォリオを組む必要があるので運用が少しめんどくさいというデメリットもあります。

 

以下は、『大和-iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし)』の目論見書のファンドの仕組み部分を抜粋しています。

この投資信託はマザーファンドの形態を取っていることが分かります。

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以下は、『セゾン投信』の投資形態で、セゾン投信が複数の投信を介していることからファンドオブファンズ形態であることが分かります。

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投資リスク

投資リスクは投資家にとっては必ず認識しておきたいポイントの一つです。投資におけるリスクは主に基準価額の変動となり、基準価額の変動要因を理解して、基準価額が下落した際に一時的な下落なのか、長期的な下落なのかを判断する材料となります。

株価変動リスクは多くの場合認識している人が多いですが、為替変動リスクはあまり意識していない人が多いのです。為替ヘッジなしファンドの場合には、ファンドの投資先が順調に成長していても日本円と投資先国の通貨との差で基準価額が下落することも考えられます。

単純に基準価額が下落している場合でも、何が原因なのか理解することが重要なので、投資リスクの項目は一読しておくことをおすすめします。

 投資信託を購入する人は、あまり投資に時間を掛けられない人や投資初心者が多いと思います。投資の基本は長期投資となり、一時的な評価額の下落で損切をすることはあまり好ましくありません。

一時的な下落や回復が見込める際の下落では投げ売りせずに、忍耐強く保有し続ける事が重要なので、投げ売りしないようにある程度はどんな原因で下落しているのか理解できるようにファンド毎のリスクを知る事は重要です。

投資信託目論見書投資リスク

運用実績

投資信託を購入する上でファンドがどのような運用実績なのかはファンドの性能を測る上で重要なポイントです。

特にインデックスファンドに長期投資する場合は、指数と出来るだけ乖離がない方が好ましく、上振れ下振れ共にあまりよくありません。よく上振れしてるから良いと勘違いしている人がいますが、インデックスファンドなのに指数より上振れしているという事は、指数に連動できていないファンドという事になり、長期的に見たら下振れ懸念もある事を指し示しています。

そんな訳で、インデックスファンドであれば、どれだけ指数に連動できているかやファンドの純資産総額が純増しているかどうかはしっかり確認していきたいところです。

アクティブファンドであれば、類似投資対象のインデックスファンドよりも利回りが高いかを確認し、インデックスファンドと大して変わらない成績ならば高い手数料を払う価値が少ないと判断できます。 

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まとめ

いかがでしたか?目論見書の見方(読み方)に関して参考になりましたでしょうか。

投資信託を購入する際はぜひ目論見書を確認し、しっかりと投資対象や特徴、リスク、実績を把握した上で投資すると、長期的に保有しやすく最終的な利益に繋がるのではないでしょうか。