ひふみ投信とVTのリターン、手数料比較してみた結果
ひふみ投信は国内の成長企業に対して投資するアクティブ型の投資信託で、現在非常に人気の高いファンドの一つです。実際に人気ファンドのひふみ投信は投資対象として良いものなのか気になる方も多いかと思いますので、世界的にインデックス投資家が好んで投資する『VT (Vanguard Total World Stock ETF)』と成績の比較をしてみましたので、比較結果を紹介していきたいと思います。
ひふみ投信とは
レオス・キャピタルワークス株式会社が運用するアクティブ型ファンドのことです。特徴としては、レオス・キャピタルワークスのアナリストやファンドマネージャーが発掘した日本の成長企業に投資し、高い利回りを実現しているところです。この際に実施している事として、足で稼いで成長企業に投資すると記載されている通り、実際に経営者に会って将来的なビジョンを聞き本当に投資対象かどうか判断しているとのことです。
ひふみ投信とVTのリターン比較
ひふみ投信と世界的に人気の高いVT(Vanguard Total World Stock ETF)のリターンを比較してみます。
まずは、それぞれの各年での資産の増加率と増加値を以下に示します。
リターン比較表
増加率 | |||
ひふみプラス | VT | 差分 | |
2012年 | 1951 | 513.9999 | 1437 |
2013年 | 7736 | 890.0002 | 6846 |
2014年 | 2776 | 159.9999 | 2616 |
2015年 | 4767 | -234 | 5001 |
2016年 | 1708 | 434.9998 | 1273 |
2017年 | 12543 | 1276 | 11267 |
平均 | 5246.8333 | 506.8333 | 4740 |
増加値 | |||
ひふみプラス | VT | 差分 | |
2012年 | 1.1951 | 1.116079 | 0.079021 |
2013年 | 1.631201 | 1.176238 | 0.454963 |
2014年 | 1.138116 | 1.027341 | 0.110775 |
2015年 | 1.206248 | 0.960974 | 0.245274 |
2016年 | 1.062197 | 1.076787 | -0.01459 |
2017年 | 1.422437 | 1.20748 | 0.214957 |
平均 | 1.275883 | 1.09415 | 0.181733 |
※VTに関してはドル建ての商品のため、円換算100円で簡易計算しています。
※差分はひふみプラスからVTを引いた値としています。
全体的なリターンの差
【ひふみプラス】
2012/5/28:10,000円
2018/3/18:41,676円
上昇倍率約4.17倍
【VT】
2012/5/28:44.279999ドル≒4,428円
2018/3/18:75.059998ドル≒7,506円
上昇倍率:約1.7倍
【ひふみプラスとVTの差】
約2.47倍の差
リターンの結果
ひふみプラスとVTのリターン比較では圧倒的にひふみプラスの方がリターンが高いという結果でした。こうなると、eMAXISバランスやVTでリターンで勝てないとなると、バランシングしている商品ではなかなかひふみに勝つのは難しいかも知れません。それ程リターンが高いと感じられます。
手数料比較
ひふみとVTの手数料の差を比較してみます。
それぞれの手数料(信託報酬)は以下となります。
- ひふみプラス:500億円まで1.0584%,500億円を超える部分0.9504%,1000億円を超える部分0.8424%
- VT:0.1%
信託報酬の差は一般的な個人投資家であるならば(500億円まで)、0.9584%の差となりました。
つまり、手数料に関しては断トツでVTの方が安いです。
結論
ひふみ投信と世界的に人気のあるETFのVTを比較してみました。
今回の結果から、ひふみ投信のリターンは非常に高いことが分かりました。手数料の高さを差し引いてもありあまるリターンは非常に魅力的であり、スパイス的な銘柄としてはありだと判断しました。
他の銘柄とも比較し、今後購入するか検討していきたいと思います。
併せて読みたい記事