(2018年8月)運用状況公開(ロボアドバイザー比較)
8月のロボアド投資として、WealthNaviとTHEOの運用状況の比較を紹介していきます。筆者は今年の3月からロボアド投資を始めたので投資経過月は5カ月となります。
運用条件
両ロボアドの運用条件は以下の通りです。
- 運用開始月:2018年3月
- 運用開始時資金:30万円
- 積立額:1万円
- 運用指針:ハイリスクハイリターン
- 実施者年齢:30歳
WealthNavi上の詳細設定
THEOの設定
今月の運用状況
WealthNavi
資産評価額:364,640円
評価損益(円):+¥14,640円 (+4.18%)
評価損益(ドル):-$7.07 (-0.22%)
今月の評価損益は円ベースでは少し下げましたが、ドルベースではマイナス幅は小さくなりました。インデックス積立という投資方法は1カ月やそこらでは大した変化見れないこともよくあるので、こんなものでしょう。
THEO
資産評価額:359,633円円
評価損益(円):+9,633(2.75%)
評価損益(ドル):-48.46(-1.48%)
WealthNavi同様で、円ベースではプラスでドルベースだとマイナスになっています。
WealthNaviとの違いは、WealthNaviよりTHEOの方が利益が低いということです。
これまで4カ月間でこの差は未だに埋まっていない状況です。
ロボアドバイザーのポートフォリオ比較
WealthNavi
ドルベースでみると、日欧株(VEA)、新興国株(VWO)、金(GLD)の評価額がマイナスの評価額となっています。これは、先月と状況としてはあまり変わっていません。
一方で、米国株(VTI)は良好で先月よりも31.84ドルも評価額が上昇しています。
やはり米国株式市場は強いですね。
最近、米国株投資が流行っている理由を体感できます。
THEO
THEOのポートフォリオはWealthNaviよりもグロースの割合が少ないです。
WealthNaviのグロース割合が8割程度に対して、THEOは6割と2割程グロースの割合が低くなっています。つまり、ポートフォリオからして、WealthNaviよりTHEOの方がリターンが低くなるようになっているのです。
THEOもWealthNaviもどちらも最もリスクを高くしてリターンを高くする設定にしましたが、同じ高リスク高リターンでもWealthNaviの方がより高リスク高リターンなポートフォリオになっているようです。
THEOとWealthNaviの大きな違いとして、WealthNaviは取引が殆どないのが特徴ですが、THEOは取引が多く毎月のように銘柄の入れ替わりが発生していることが特徴です。例えば、下図のVGKは先月は保有していなかった銘柄ですが、現在はグロース内でも最も大きな額で保有しています。
また、取引数だけでなく、保有銘柄数も多いのがTHEOの特徴です。
WealthNaviは6銘柄しか保有していないのに対して、23銘柄も保有しており、17銘柄の差が発生しています。
この差が良いのか悪いのかと言われたら、分散投資の観点では保有銘柄数が多いほど分散出来ていることになるので良いのですが、取引回数は長期投資の一般論的にはあまり取引回数を増やさない方が良いとされているのでなんとも言い難いところです。
WealthNaviはポートフォリオも単純で年間1%の運用手数料を払うのが勿体ないと思う程シンプルな投資ですが、THEOは同じ年間1%の手数料でもそこまでやるか?という程色々なことをしてくれていて、逆に投資として成功するのか不安なところもあるというのが本音です。
ただ、積極的に入れ替えをしているので、もしもの大暴落の時にももしかしたらうまくかわしてくれたりするのか?などと思ったりしています。
まとめ
先月と同様に、ロボアド投資の比較としてWealthNaviとTHEOを比較してきました。
成績面ではTHEOよりもWealthNaviの方が良い結果となっていましたが、WealthNaviは基本的に銘柄が変更なく、年間1%の手数料を払うくらいならば、自分で同一銘柄に投資した方が効率的にも思えてきてしまうので、なんとも言い難いところです。
もし、効率性を重視するならば、筆者の毎月のロボアド運用状況を確認して自分で運用した方が効率的だと思います。一方で、投資をしている事を忘れられるくらい楽に投資したいならばロボアドを選んだ方が良いと思います。
人それぞれどんな投資方法が自分に合っている投資方法があると思いますので、まずは自分にあった投資スタイルを確立することも良いかも知れません。