2018年12月第2週 相場観測
こんにちは。
国内株式取引をしている身としては、木を見て森を見ずとはいかないので、しっかりと国内株式市場の動向もチェックしておこうと思います。
日経平均株価
長期トレンド(10年間チャート)
長期トレンドとしては、10年間の月足チャートをボリンジャーバンドで見ると、単純移動平均が右上方向に進んでいるので未だに上昇トレンドです。
ただ、以下の移動平均線を見ると、中期と長期は右上方向を向いているのですが、短期移動平均線が右下方向を向きだしたので、単純にこれからも上昇トレンドが続くとは言えなさそうです。
年間トレンド(1年間チャート)
年間の日足チャートを見るとボックス相場になっているように見えます。年間底値は3/26の20,347.49円で年間高値は10/2の24,448.07円です。
先週は直近の10/26~12/11の期間でチャート形状がM字になっており、危険な兆候があったので売買は手控えるとお話ししました。
しかし、今週の結果を見るとM字チャートで現れる下落は発生せずという結果になりました。
移動平均線での観測
これまでもそうでしたが、やはり日経平均株価の傾向としては、中期移動平均線との乖離率が高くなると反発し、中期移動平均線と長期移動平均線のクロス方向でトレンド転換している傾向がありそうです。
ボリンジャーバンドでの観測
ボリンジャーバンド的なトレンドとしてはミドルラインが真横を向いているように見えるのでボックス相場と取れます。売買戦略的には微妙で、ミドルライン~-1αの間なので買いでも売りでも入りづらい状況です。
また、直近1年間ではボリンジャーバンドの±2αに収まる動きをしていることから、当面も同様の動きになると予想され、+2αならば売りから入り、-2αならば買いから入ると利益を得やすいと予想します。ただ、今年の1月下旬~2月上旬に掛けて発生した大幅な下落のようにセクシーボリンジャーとなる場合は注意が必要で、-2αを超えたからと言って、数日で買値よりも大幅に下げしまうことがあるので、セクシーボリンジャーの時は短期での取引しか使え無さそうです。
騰落レシオによる相場の過熱感観測
上記は下記サイトを参考にしております。
騰落レシオは相場全体の割高/割安感を知るために利用されるテクニカル指数で、値上がり銘柄と値下がり銘柄の割合を示します。
一般的に、騰落レシオが70を下回ると底値圏、120を上回ると天井圏と言われています。
では、現状はどうかと言うと、上記チャートの緑線が騰落レシオの線で、現状は82.04なので、そこそこ割安圏となります。ただ、底値圏ではないのでまだまだ値下がる可能性はあると理解しておいた方が良いでしょう。
TOPIX
長期トレンド(10年間チャート)
長期トレンドとしては、10年間の月足チャートをボリンジャーバンドで見ると、単純移動平均が右上方向から右方向に変わりつつあります。
また、以下の移動平均線を見ると短期線が中期線とデッドクロスしそうなことから、トレンド転換期を迎えているように思います。
年間トレンド(1年間チャート)
年間の日足チャートを見るとゆるやかな下落トレンドに見えます。また、短期的なトレンドとしては、10/26の底値から12/14まではボックス相場に見えます。
ただ、移動平均線は短期・中期線が長期線をデッドクロスしており、ボックス相場に見えても下落していく可能性が高いのではないかと考えています。