【複利と年数の関係性】資産総額1億円を10年で到達する為の年利
資産総額1億円は野村総合研究所が定義している富裕層になります。資産総額1億円あったならば、仮に配当利回り3%で運用することで、毎年300万円の配当金を受け取ることができ、それだけで一人暮らしなら質素な生活が出来てしまう程の額になります。
このような特別な意味合いを持つ1億円ですが、投資で資産総額を増やそうとしている人ならば、どれくらいの利回りとどれくらいの年数で運用できたなら1億円を達成できるのか疑問に思うところではないでしょうか。
今回は、毎年100万円ずつ資金追加した場合に、10年で資産1億円を突破する為の年利を複利計算した結果を紹介します。
条件
年利:5%、10%、15%、20%、25%、30%、40%、45%
毎年100万円の追加資金を投入
資産総額1億円を10年で到達する為の年利
上記の条件のもと、資産総額1億円を達成するための年数と年利をグラフにしたものが以下です。
横軸が年数で、縦軸が資産総額(万円)です。
上記では10年で1億円達成している年利がどれなのか少し分かりづらいですが、Excelで計算したところ、年利45%以上からが10年で1億円になっていました。
年利40%と35%は11年で1億円達成という結果でした。
年利30%だと13年で、年利25%だと14年で達成でした。
ちなみに、年利5%だと36年掛かり、年利10%だと25年、年利15%だと19年、年利20%だと16年という結果でした。
結論としては、10年で資産総額1億円を達成するには年利45%以上が必要です。
まとめ
上記の結論は理論上の話で、実際は毎年コンスタンスに年利45%になるかはわかりません。実際の年利は上下動すると思うので平均して毎年50%程度の年利で10年間増やし続けられなければならないと考えられます。
また、今回は10年で資産総額1億円を達成する年利に着目しましたが、年利50%というと非常にスキルや経験やセンスや運などが必要になってくると思います。取引手法にもよるかも知れませんが、個人的な現実解としては年利20%で、約15年くらいで資産総額1億円達成くらいが無理がないのではないかと感がえています。
年利と年数以外にも、追加資金自体を毎年100万円から200万円にできたら、より効率的に資産形成が出来るようになると思います。
人それぞれ環境は異なると思いますが、自分の環境や理想にあったプランを経てる為にも机上検討は重要な役割になってくるので、このように、机上検討してみたら目標にどうしたらたどり着けるかより明確になるかも知れません。