2019年3月第2週 相場観測
株のトレードにおいて、中長期的な相場の流れを理解することは、スイングトレードや中期的な株の売買で相場の波に乗ることで利益が上げやすくなり、反対に相場の波に逆らうような取引を避けやすくなるため、株式トレードで利益をあげる為には重要な事です。
株式相場の全体的な流れを把握するために、本ブログでは米国の主要株式指数であるNYダウと国内の主要株式指数のTOPIXのトレンドとテクニカル的な観測をしていきます。
それでは、2019年3月の第2週の相場観測です。
NYダウ
年間トレンド(1年間チャート)
NYダウの日足チャート1年間チャートを見てみます。
ここ1~2カ月のトレンドは上昇トレンドでしたが、今週前半から下値支持線を割り込む局面があり、そこからはみるみる下落しました。
ただ、25日移動平均線と50日移動平均線(75日でも同様)はゴールデンクロスしていることから一時的な下落の可能性を考慮して、来週か再来週には再度上昇する可能性が高いのではないかと考えています。
移動平均線乖離率による観測
NYダウ (NYダウ) 【0800】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
NYダウの移動平均線乖離率を株探で見てみました。
現在は-0.7%とようやく平均的な値になりました。
移動平均線乖離率の推移を見ると、なだらかに下落基調にあるので来週も下落するかもしれませんが、移動平均線乖離率が-3.0%~-4.0%付近になったら、買戻しのチャンスかもと考えています。
MACDによる観測
NYダウ (NYダウ) 【0800】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
NYダウのMACDを株探で見てみました。
シグナルとMACDが綺麗なデッドクロスしており、今週は綺麗な下落となりました。また、MACDとシグナルがゴールデンクロスするタイミングがあれば、今度は買いのチャンスになると予想されるので、定期的なチェックが必要でしょう。
TOPIX
年間トレンド(1年間チャート)
TOPIXの日足チャート1年間チャートを見てみます。
ここ1~2カ月のトレンドは上図のトレンドラインの通り、上昇トレンドでしたが、先週になり、下値支持線を割り込みました。下値支持線を割り込んだのはNYダウと同様の状況です。
移動平均線乖離率による観測
TOPIX (TOPIX) 【0010】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
TOPIXの移動平均線乖離率を株探で見てみました。
移動平均線乖離率は-1.5%と平均的な値となりました。
MACDによる観測
TOPIX (TOPIX) 【0010】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
TOPIXのMACDを株探で見てみました。
シグナルとMACDがデッドクロスしており、NYダウのMACDもシグナルとデッドクロスしているので下落基調になっています。
まとめ
NYダウ、TOPIXともに下落基調ですが、25日移動平均線と75日移動平均線はゴールデンクロスを形成しているので、どこかしらのタイミングで反発しだすのではと予想しています。
反発タイミングの初動を見分けるには、MACDとシグナルのゴールデンクロスが重要になってくるでしょう。
また、大幅な割安かどうかの判断は移動平均線乖離率で相対的に現在の水準がどうか確認するのが良いと思います。