2019年2月第3週 相場観測
株式相場の全体的な流れを把握するために、テクニカル的な観測をしていきます。
2019年2月の第3週の相場観測です。
NYダウ
年間トレンド(1年間チャート)
NYダウの日足チャート1年間チャートを見てみます。
赤線でこれまでのトレンドラインを引きましたが、先週から赤線のトレンドラインを上抜けてトレンド転換しているように見えます。しかし、明確にトレンドラインを書けないので、分かりやすいトレンドラインはかけないと思います。
移動平均線乖離率による観測
NYダウの移動平均線乖離率を株探で見てみました。
NYダウ (NYダウ) 【0800】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
過去1年間の移動平均線の平均値はぱっと見で0%よりちょっと低いくらいでしょうか。そうすると、現状の4.14%は割高と判断できそうです。
NYダウの傾向
振り返りをしてみると、今回の取引を行うならば、25日移動平均線を上抜けたタイミングとなる1/8あたりで買い入れても良かったのかなぁ~と感じました。
理由としては、過去1年間の傾向を見ると、25日移動平均線を下から上に突き抜けた場合に、高い確率で値上がりをしているからです。
上図は、NYダウの日足チャート過去1年分の中で25日移動平均線を下から上に抜けた場合を緑丸で囲っています。
この結果を見ると、25日移動平均線を下から上に抜けた回数は9回で、そのうち8回は短期・長期かは別として値上がりしています。
一方で、上図はNYダウの日足チャート過去1年分の中で25日移動平均線を上から下に抜けた場合を緑丸で囲っています。
この結果を見ると、25日移動平均線を上から下に抜けた回数は6回で上昇トレンドのときは、上から下に抜けてもすぐに反発して値上がりしていましたが、下落トレンドの時はその後大幅に値下がりという結果でした。
このようなことから、25日移動平均線の上抜け、下抜け?は上抜けの時は少し買いで入って数%の評価益が出たら売却したら利益を積み上げやすいかもと思いました。
TOPIX
年間トレンド(1年間チャート)
TOPIX (TOPIX) 【0010】 | 株価 チャート 日中足 日足 週足 月足 年足 | 株探
上記は株探参照です。
TOPIXの日足チャート1年間チャートを見てみます。
赤線で記載したようにトレンドラインは右下を向いており下落トレンドに見えます。
ただ、NYダウはトレンド転換しているように見えているので、TOPIXもどこかでトレンドラインの書き換えが必要になってくるかもしれません。
移動平均線乖離率に関しては、1.11%と高くも低くもない値に見えます。