2019年1月第3週 相場観測
株式相場の全体的な流れを把握するために、テクニカル的な観測をしていきます。
2019年1月の第3週の相場観測です。
日経平均株価
長期トレンド(10年間チャート)
日経平均株価の月足チャート10年間を見ると短期移動平均線(12カ月)は少しだけ右下方向に向いているように見えます。中期(24カ月)と長期(60カ月)移動平均線は未だに右肩上がりです。
今週は日経平均株価は上昇しましたが、先月からの大幅下落の反発なのではないかと予想しており、まだ下落トレンドは継続中の予想です。
年間トレンド(1年間チャート)
日経平均株価の1年間の移動平均線チャートは短期が長期とゴールデンクロスしていますが、先月の大幅下落の反発の可能性もあるので、このゴールデンクロスをどこまで信じて良いのか分かりません。中期、長期の移動平均線は未だに右下方向に進んでおり、下落トレンドは進行しているのではないかと考えています。
移動平均線乖離率による相場観測
上のチャートは、上記のサイトを参照しております。
移動平均線はたぶん25日平均を使っているのではないかと考えています。この移動平均線乖離率を見ると、直近1年の傾向では0%~3%が天井圏、-6%付近は底値圏と見えます。1月18日では0.44%なので、割安でも割高でもないように見えます。ただ、下落トレンドということを考えると、来週あたりで下落するのでは?と予想しています。
騰落レシオによる相場の過熱感観測
※上記チャートは以下のサイトを参照しています。
騰落レシオは相場の過熱感を観測するための指標です。高い程買われ過ぎで、低い程売られ過ぎとなります。
一般的に騰落レシオが70%で売られ過ぎとなり、120を上回ると天井圏と言われているので、現在は84.44%で売られ過ぎから脱出し、騰落レシオ的には若干売られている程度の中途半端な相場になったように感じます。
TOPIX
長期トレンド(10年間チャート)
TOPIXの10年間月足チャートを見ると、短期線(12)と中期線(24)がデッドクロスしそうになっています。これは、短期的に反発する可能性はありますが、長期的なチャートでのデッドクロスになると、今後は下落トレンド転換するのではないかと予想します。
年間トレンド(1年間チャート)
TOPIXの日足の1年間チャートは中期線(25日)と長期線(50日)はデッドクロスしたままですが、短期線と中期線はゴールデンクロスしました。
このことから、もしかしたらこれから上昇トレンドに切り替わる可能性がありますが、先月の大幅下落に対する反発だけの可能性もあるので、現状は買い・売りの判断は難しい相場なのではないかと考えています。
最近、あまりゴールデンクロスとデッドクロスは勝率が高くないという内容を書籍で読み、そこまであてにならないのかなぁ~と思いつつも、ゴールデンクロスは買いのサインとしては有名なので、無視はできません。このように、短期的には買いのような気もするが、長期的には売りの気もするような中途半端な時は取引を手控えるようにしています。ただ、先月の下落タイミングで買った銘柄はそろそろ利確しても良いかなぁ~と思っています。