【PMP Application】 PM Experience(プロジェクトマネジメント経験)の記載方法
「PMPの監査に引っかたらどうしよう?」
PMP受験者の多くが、この様な不安を抱えている事と思います。
今日は筆者がPMPのApplication(特にPM Experience)を無事に通過する為のノウハウを紹介します。
PM Experience記載方法
PM Experienceとは、プロジェクト経験の事で今まで自分が経験したプロジェクト経験をPMIに理解してもらうために記載するものです。
記載内容は以下になります。
- プロジェクトのテーマ
- プロジェクトマネジメント業務の時間
- プロジェクトマネジメント業務の概要説明
1.プロジェクトのテーマ
テーマは自分がマネジメントしたプロジェクトを端的に一言で表せれば良いと思います。
例を出すと、『新Webサーバの導入』や『ネットワーク装置の入れ替え』や『新システム導入に伴う機能確認』などでしょうか。
固有名詞はわざわざ出さなくても問題ないです。
※僕が実際に利用したテーマではないですが、上記のような感じです。
2.プロジェクトマネジメント業務の時間
マネジメントの時間は立ち上げ、計画、実行、監視・コントロール、終結に自分が実施したマネジメントに合わせて時間を計上します。
ここで、大事なの事は各プロセス全ての時間を計上している必要がある事です。
これは、複数のプロジェクトの合算で問題ないです。
例えば、プロジェクトAでは立ち上げ100時間、計画500時間でプロジェクトBでは実行3000時間、監視・コントロール1500時間、終結100時間でも問題ないです。
3.プロジェクトマネジメント業務の概要説明
概要説明は300文字~550文字でそんなに書けるか心配になるかも知れませんが、実際は550文字でも足らなくなりやすいので安心ください。
まず以下の内容を書く事が求められています。
- プロジェクト目的
- 成果物
- 結果(どんな事をしたか)
概要説明で大事なことは以下の3点です。
- マネジメント(管理)以外の事は書かない
- マネジメント実施時間で計上した各プロセスに対する成果物と結果がある事
- PMBOKに載っている言葉で書く
(1)マネジメント(管理)以外の事は書かない
例えば、管理業務以外としてプログラミング、システム開発をしていたとしても、管理業務以外の内容は書いても意味がありません。逆に、管理以外の内容を書くとプロジェクトマネジメントの業務が分かっていないとみなされて、監査に引っかかったり、プロジェクト経験の記載文章がPMIで受理されず、Applicationを通過出来ない可能性があります。
(2)マネジメント実施時間で計上した各プロセスに対する成果物と結果がある事
注意点としては、計上したプロセスに対する成果物は必ず記載する事と、計上していないプロセスに対する成果物は記載しない事です。
例えば、終結をマネジメント実施時間に計上したならば、「調達終結」や「プロジェクトやフェーズの終結」に関するITOが必要となります。
また、プロジェクトの立ち上げに時間を計上していないのに、プロジェクト憲章作成を記載したらPMPとしては理解不十分として扱われてしまうでしょう。
(3)PMBOKに載っている言葉で書く
成果物の具体例としてはこんな感じで書きます。
「プロジェクトマネジメント計画書、補助計画書など」
これを英語で記載すると、
「Project management plan and an Auxiliary plan , etc...」
という形で書きます。
この他にも具体的に記載することが望ましいですが、そこは字数との相談です。
結果の具体例であればこんな感じで書きます。
「スケジュール、コストの管理を実施」
これを英語で記載すると
「Schedule, cost, management」
となります。
こんな感じで代表的な成果物や実施内容(結果)を記載して、計上したプロセスに対して辻褄が合うように記載していくとあっという間に550文字になります。
まとめ
どうでしたか?少しはPM Experienceの書き方の参考になりましたでしょうか。
実例も含めて記載方法を紹介したので、かなり書きやすくなったのではないでしょうか。
PMPは合格するまで長い道のりですが、一つ一つの課題をクリアしてPMP取得を目指していきたいところですね。
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