長期割安高配当優待株投資の方法
こんばんは。ひすいです。
今日は筆者の投資方法である、長期割安高配当優待株投資の内容を紹介したいと思います。
長期割安高配当優待株投資は、バリュー投資(割安株投資)の考えを筆者が実践し易い方法として考えたものです。
筆者が考えたと言っても、一般的に言われているバリュー投資の内容をまとめたものになるのですが、なかなかバリュー投資の基準がまとまったものを見ないので紹介してみようと考えた訳です。
基本戦略
長期割安高配当優待株投資の基本戦略は、配当と優待を長期的に貰い続けて生活水準を緩やかに上昇させていくというものです。
このため、名前の通り長期保有が基本となり、暴落時もホールド(保持)し続けるもので、優待取得も目的に入るので自然と保有銘柄数も多くなりますが、売却は基本しないこととしています。
銘柄選定方法
指数判断
- PER:20倍以下
- PBR:1倍以下
- 配当利回り:3%以上
- ROE:5%以上
財務判断
- 売上高が増加傾向
- 純利益が増加傾向
- 自己資本比率:50%以上
- 利益余剰金と有利子負債が同額程度以下
- 安定配当
定性的判断
今後5年間継続して事業が続きそうかどうかを四季報の企業概要から検討
将来性を計る指針としては、国内で今後も必要とされるor伸びることが予想できる分野を対象としています。
また、大型株に関してはM&Aにより伸びることが出来るので、分野のみならず現状四季報の評価を参考に判断します。
テクニカル
- 月足チャートで直近1年間の平均値以下
売買方法
基本的に売却はしません。いわゆる損切はしない方針です。
買付は上記の銘柄選定方法にマッチするなかから、優待ありで総合的に判断して買付に至ります。このため、全ての条件にマッチしていない場合もありますが、総合的にありだと判断出来れば買付を行います。
そして、筆者の場合は基本的に毎年50万円程の資金を長期割安高配当優待株投資用に追加投入しています。
売却に関しては、技術進化や世間の流れの変化などで将来性が買付時よりも圧倒的に悪くなってしまった場合に検討します。
例えば、現状はイオンやイトーヨーカドーなどの現物の大型モールも戦えていますが、若者の外出離れや気温上昇で外出がしづらくなるやアマゾンや楽天などネット上のモールの大幅な低価格化が実現したりした場合に、現物の大型モールの価値がどんどん薄れていくと判断した場合には売却となるかも知れません。ただ、現状は現物店舗もネット販売が基本となり、まだまだ戦えているイメージなので保有というような検討はすると思います。
長期割安高配当優待株投資のメリット・デメリット
まず、メリットは長期的に生活水準を緩やかに上昇させられるということです。
配当は再投資していければどんどん保有銘柄が増えて、配当と優待が増えていくことになり、長期的に生活水準を上げられると考えています。
特に、配当に関しては再投資する人が多いですが、優待は現物のため、売買して投資用資金に回すなんて人は少ないと思いますので、優待が増えるとどんどん生活水準が上がると予想しています。
また、配当もある一定時期を超えたら再投資を辞めて受け取りを行うようにしたら一気に生活水準が上昇すると思います。
筆者としては、アーリーリタイヤのタイミングか年金を貰いだしたら配当は再投資せずに受け取りを始めても良いのかあなぁ~なんて考えています。
それと、基本ガチホ(売却しないで保有し続ける)なんので、株価がよくも悪くも気にならなくなるという点で、精神的に良いです。
逆にデメリットは、資産形成(資産増加)まで時間が非常に掛かることでしょう。また、これまでの日経平均株価のチャートを見ると、もしかしたら資産形成が遅れる可能性もあります。長期的に資産を増やそうと考えていても、市場平均が長らく低迷してしまったら、資産形成がうまくいかない可能性があるということも考えておかなければなりません。
まとめ
いかがでしたか?筆者の考える長期割安高配当優待株投資は参考になりましたでしょうか?非常に長いネーミングを付けていますが、結局は長期的にインカムを得られる銘柄を安く買って、買ったら売らないというだけです。
多くの投資家が優待投資家は楽しそうと思うのではないでしょうか?ただ、実際に優待投資をしない理由は、優待投資は株式投資をする最大の理由の値上がりがあまり狙えないからでしょう。優待投資をするくらいならば、もっと安定的により高利回りのソーシャルレンディングや不動産投資などを実施した方が圧倒的に儲かるからでしょう。
こればかりは、人それぞれの価値観なのでどれが良いとは言い難いですが、筆者としては長期割安高配当優待株投資はゆっくりと生活水準を上げられる方法としては良い方法だと考えています。