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テーマ株ファンドのメリット・デメリットから投資対象か判断

テーマ株ファンド

皆さんはテーマ株ファンドに興味はありますか?僕はあります。

テーマ株ファンドはインデックスファンドでは得られない程のリターンを狙えるファンドのため、ハイリターンを狙うならば取り入れていきたいファンドとなります。

現在は、AIやロボットやフィンテックなど様々なテーマがありますが、やはりテーマ株は高成長銘柄になりやすいです。

このような高成長銘柄に投資するテーマ株ファンドについて、メリット・デメリットと投資対象かどうなのかについて紹介していきます。

 

 

テーマ株ファンドとは

テーマ株とは、AIやフィンテックやロボットなどその時の流行りのテーマに属した株の事です。テーマ株ファンドは、上記のテーマ株を主な投資対象とした投資信託の事です。

テーマ株として、これからはAI株が長期的に伸びそうだと考えられている場合に、値上がり益を狙ってAI関連株を購入しようと考えるのですが、実際に個別株を購入しようとすると大金が必要になります。しかし、AI関連株を全体的に含んだファンドならば、AI市場の増加に伴ってファンドの基準価額も上がるので、少額でも投資できるよになります。

テーマ株ファンドはテーマ株をより買いやすくしたものと捉える事が出来ます。

 

テーマ株ファンドのメリット・デメリット

テーマ株ファンドのメリット・デメリットを紹介します。

メリット:より値上がり益を狙える

⇒テーマ株というものは、言うならばその時代でこれから上昇が見込める投資対象として見られます。このため、日経平均やS&P500などよりも価格上昇が期待出来るというメリットがあります。

デメリット:信託報酬が高い

⇒テーマ株だけを選定するので通常のインデックスファンドを比較すると高い信託報酬に設定されている場合が多いです。このため、テーマ性が崩れたり、市場全体で株価下落が続くと長期的には信託報酬の負担が大きくなるというデメリットがあります。

 

テーマ株ファンドは投資対象としてありなのか?

結論から言うとありです。

理由はインデックスファンド以上の値上がり益を期待出来るからです。また、個別株よりもテーマ株全体的に投資できるファンドの方が少額で低リスクにテーマ株に投資できるからです。ただ、投資の際には注意が必要だと考えられます。

まず、テーマ性が崩れた際には即利確・損切しないと大きく損を被る可能性があるという事です。

次に、市場全体で下落局面に入った際には高い信託報酬が主にになって下落+信託報酬で市場が戻るまで精神的につらくなります。

最後に選ぶテーマによっては、インデックスファンドよりも低利益になる可能性があるという事を理解しておく必要があります。なぜならば、AIやロボット株は既に割高になっている銘柄が多いので、割高で掴んでしまう可能性があるからです。AI市場はこれからも発展していくと考えられていても、既にその分を市場が織り込んで既に割高になっている可能性はあります。

 

テーマ株ファンドをポートフォリオに組み込む際のおすすめ

テーマ株ファンドは成長資産としての役割が強いので、全資産をテーマ株ファンドに振るような事はリスクを考えると避けたいです。このため、楽天の全世界株式インデックス・ファンドやeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)などの分散されているファンドを長期積立で平行しつつ、スポット的に取り入れるくらいがちょうど良いかと考えられます。

 

まとめ

いかがでしたか?最近はインデックスファンドの長期・分散・積立の3拍子揃った投資が一般化していますが、インデックスファンドで投資が順調に進んできたら少しはスパイス的なファンドも取り入れて資産運用を加速させて行きたいですね。

このような際には、テーマ株ファンドでインデックスファンドでは得られない程のリターンを狙っていくのもありでしょう。

これからも、投資に関する独自の視点で気になる情報をお届けしたいと思いますので、気になった方は読者になって頂ければと思います。

 

 

 

 

 

集中投資のすゝめ(長期分散積立投資の場合の結末予想を経て、集中投資を考える)

こんばんは。

ひすいです。

 

これからは不定期でひすいの思い付き的な記事も上げていこうかと思います。

その第一弾として、今回は集中投資について意見を紹介したいと思います。

 

集中投資は悪い方法のか?

よく投資関連雑誌や書籍に投資方法として紹介されているのが長期・分散・積立の3つだと思います。この3つはドルコスト平均法として知られ、数十年前から良いとされてきました。

そして、実際に過去の株式相場をドルコスト平均法で投資した場合には結果が付いてくることも至るところで証明されており、現在の投資ではドルコスト平均法に従って長期投資が当たり前になりつつあります。

 

そして、よく悪い例として挙げられる方法が集中投資です。

よく一つのカゴに一つの卵を入れると割れたときに痛手が大きくなるから、カゴの中には複数の卵を入れておくと良いという例で分散投資の良さが紹介されます。

では、実際に集中投資は悪い投資方法なのでしょうか?

個人的な見解は"NO"です。

なぜならば、集中投資の方が急激に資産を増やす事が可能だからです。逆に、長期分散投資は資産増加までに非常に時間が掛かるという特性があり、急激に資産を増やす事は難しいからです。

 

長期分散積立投資の場合の結末予想

以下の図はWealthNaviの長期分散積立投資の場合の結末予想です。

集中投資の結末

この図は、WealthNaviでリスク許容度最大で、初期投資30万円、毎月1万円積み立て続け、30年以上運用した場合に391万円が46%の確立で1,000万円になる予想だそうです。

この結果を見て皆さんはどう思いますか?

「こんなに増えるなんて素晴らしい!!」と思う方は長期分散積立の王道的な投資方法が向いていると思います。

逆に、「30年も掛けて1000万円になる確率が50%以下だなんて。。。」と思う方は、長期投資にはあまり向かないかも知れません。

人それぞれ考え方があると思いますが、筆者はこの程度の資産増加だと少ないように感じてしまうのです。

 

集中投資のメリット

初心者用の投資書籍では集中投資はダメな例として挙げられますが、個人的には若いうちならば失敗を恐れずにどんどん集中投資もありだと思っています。

若い内は稼ぐ力が強まる傾向にあるので、投資で失敗しても、また稼げば良い話なので人生に与える失敗の影響が少ないからです。逆に集中投資が成功すると大きく稼げて、その投資資金をもとに着実にお金を増やしたらかなり大きな資産形成が出来るからです。

 

例えば、25歳で100万円をビットコインに投資したとします。そして、2年後に30倍になりました。その結果として100万円が3,000万円になりました。

この3,000万円を元手に安定資産に長期投資したら、30年後にはいくらになっているのでしょうか?WealthNaviで運用したら30年で2倍くらいにはなっているのではないでしょうか?

しかし、100万円を最初からWealthNaviに投資しても200万円くらいにしかならないのではないでしょうか。

 

このように、若い20代、30代前半は集中投資で大きく元手を増やしてから長期投資をするとかなり大きな資産形成が出来る可能性が高まるので、集中投資もありだと考えるのです。

 

筆者はどうなのか?

筆者は妻や子供がおり、少しリスクを抑えていこうという考えがあるので、長期分散積立も取り入れています。

そして、優待投資はうちの妻が好き(単に優待品が好きなのですが。。。)なので続けています。

そんな訳で、結局残った資金で集中投資をしよう。。。となるのですが、それって結局集中投資なのか?という話で。。。なかなか筆者は集中投資が出来ていないのが現状です。

ただ、最近はこのような記事を書いているように、リスクを積極的に受け入れてハイリターンを狙うのもありだと考え始めているのです。

この理由は、投資信託の積立投資やロボアドバイザーの投資が順調で、株主優待株投資も順調なので、そろそろ資産をどんどん膨らましていきたいと考えているからです。

この考えの背景には、足元の投資が順調で長期分散投資に慣れてきたという状況から、投資への自信や余裕を生んでくれているからだと考えています。

このため、少額でも長期投資を水面下で行っているとハイリスクハイリターンな投資である集中投資をしても精神を乱されず冷静に投資がし易くなるかも知れません。

 

まとめ

今回は筆者が最近感じている集中投資の考え方について紹介しました。

投資系の雑誌・書籍では集中投資は悪者扱いですが、個人的にはありだと考えているので、これから少しずつハイリスクハイリターンな集中投資も出来たらと考えています。

あまり書籍では勧められていない方法ですが、早期にセミリタイアしたい人や早期に億万長者になりたい人は積極的にリスクを取らないとリターンは得られないものですので、早期に資産を増加させたい人は集中投資も視野に入れていきたいものですね。

 

【信託報酬引き下げ】eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)はインデックス投資ブロガー界では言わずと知れた有名バランスファンドですが、このeMAXIS Slimバランスが信託報酬を引き下げるようです。

 

信託報酬引き下げのお知らせ

以下は、SBI証券のWebで見たeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)のページになります。

『委託会社からのお知らせ』という部分に信託報酬率変更のお知らせとあります。

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信託報酬の引き下げ内容

『こちら』を覗いてみると、約款変更のお知らせの詳細が記載されています。

変更点としては、信託報酬率が0.22572%⇒0.1728%に変わるという事でした。

信託報酬率の引き下げは0.05292%と数字にすると大した値ではないですが、委託会社(運用元)の努力が伺われます。

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ネットの投資信託は信託報酬率の引き下げ戦争でどこまでも信託報酬が下がっているように思えます。0.1%未満の戦いと言ったところでしょうか。

運用会社としてはライバルが引き下げたら今度はうちだ!というように引き下げを繰り返すので大変そうですが、投資家の我々からしたらどんどん手数料が安くなるので嬉しい限りです。

 

今後のインデックスファンド業界の方向性

現在、インデックスファンドは値下げしによる差別化しかやることがないくらい出尽くしていると捉えられます。

この信託報酬の引き下げ戦争がもたらす結果として、インデックスファンドはどんどん良いファンドだけが生き残るようになり、あまり内容が良くないファンドは廃れていくようになるのではないかと予想しています。

そして、次にくるファンドはインデックスではなくスマートベータ型ファンドだと思います。スマートベータとは今よりももう少し投資対象を賢く選択する指数です。例えば、AI関連銘柄でROEが高い銘柄のように、より利回りが高くなりやすそうな指数が考えられてくるのではないでしょうか。

そうすると、市場平均以上の結果が享受出来るようになるので、投資家はスマートベータ型ファンドを選ぶようになると予想しています。

ただ、まだ先の事だとは思いますが、何年先かは分かりません。既に一般的な投資家である筆者ですら、スマートベータ型が来ると予想しているので、もうすぐ『今はこのスマートベータファンドが鉄板』というような情報が出回るかも知れません。

 

これかも投資家はどんどん新しいファンドが出てきてお得に投資できるようになると思いますので、まだあまり投資に乗り気じゃない人は1万円からでも初めて見た方が良いと思います。

ちなみに、どんな投資が良いのか気になる方は本サイトにも筆者の資産運用状況を掲載しているので、参考にしてもらえたらと思います。

 

資産公開(2018年4月) (投資信託)

こんにちは。

ひすいです。

 

綺麗な桜も散ってしまい、残ったのは激しい花粉だけという状況ですが、皆様はどうお過ごしでしょうか?

僕はスギもヒノキもダブルで花粉症なのでまだまだ花粉症が辛いです。。。

 

今月も代り映えのしないインデックス投資の運用状況を紹介していきたいと思います。

 

 

今月(4月)の結果

【トータルリターン】

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【各ファンドの詳細】

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合計評価額:520,717円

【含み損益】

特定口座:(先月)+1.18%⇒(今月)+1.24%

NISA口座:(先月)-4.12%⇒(今月)-4.22%

 

投資信託に関しては停滞している感があります。そして、いつもの如く初心者買いした岡三-アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月分配型)はいつになったらプラスに転じることが出来るのでしょうか。このまま一生マイナスのままなのでしょうかw

アジア・オセアニア好配当成長株オープンの評価額が約6万円程あるので、損切して他の銘柄に投資したい気持ちもあるのですが、やはり当初の予定通りプラ転するまでは戒めとして保有する事とします。

 

ポートフォリオ

例の如く、ぼくの3本柱のポートフォリオを紹介します。

僕のポートフォリオは①独自、②eMAXISバランス、③米国株集中の3つを①1万円、②1万円、③5000円で組み入れています。

 

①ひすい独自ポートフォリオ

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②eMAXISバランス

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③米国高配当株集中投資

こちらのポートフォリオは米国株100%です。

完全なる集中投資となります。

米国集中投資するかの理由は、バフェット太郎さんの記事で米国のS&Pコア10種が最強という話を受けS&P500以上の利回りを実現する手法として取り上げられたからとなります。

実際にひすいが投資対象としている銘柄は、『三井住友TAM-SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』です。

 

まとめ

インデックス投資(投資信託の毎月積立投資)を1年~2年くらいしていますが、完全に当初の目的を忘れて適当に放置していました。

当初の目的としては、独自ポートフォリオとeMAXISと米国高配当集中投資を比べて結局どれが一番良かったのかという事を比較する目的でした。が、完全にそんな事は忘れて放置ゲー状態になっていました。

インデックス投資の良いところでもあり、悪いところでもあるのでしょうか。

ある程度インデックス投資を継続してくると、本当に投資をしている感覚が無くなってくるので、元々しようと思っていたことも忘れ適当に運用してしまっていました。

ただ、それでもインデックスは最初の計画さえしっかりしていればある程度世界経済に連動して運用されるという特徴があるので良いのですが。。。

そんな訳で、今度気が向いたら上記3つの投資信託の結果比較でもしてみたいと思います。

と言いつつ忘れるやつかも知れません。。。w

 

【投資信託評価】ひふみプラス

日本で投資

政府は長期的な資産形成をNISAや確定拠出年金などの制度を作り国民に推奨しており、これからの時代は資産運用が益々重要になってきます。

長期的な資産形成を行っていく際に導入しやすい商品として投資信託があります。投資信託は株や不動産よりも分散投資がしやすく、最近の証券会社では自動的な毎月積み立てが当たり前に出来るため、時間的な分散投資もしやすい状況です。また、確定拠出年金や積み立てNISAの運用対象商品のほとんどは投資信託です。

しかし、投資信託の勉強を始めてもなかなかどのような商品に投資して良いのか分からないという方も多いと思い、ネットで優良という評価が多い投資信託を筆者が評価した内容を紹介したいと思います。

今回は、ひふみプラスというファンドを紹介していきます。

 

 

基本情報

  • 買付手数料:なし
  • 信託報酬:500億円まで1.0584%,500億円を超える部分0.9504%,1000億円を超える部分0.8424%(2018/4/6時点)
  • 信託財産留保額:なし
  • 解約手数料:なし
  • 償還日:無期限
  • 純資産総額:574,967百万円(2018/4/6時点)

ポートフォリオ:日本国内の株式中心で若干の海外株式へも投資しているファンドです。日本株比率は90.01%、海外株式比率は3.29%と海外株式の比率がかなり低い状況ですが、組み入れ上位銘柄の1位:マイクロソフト、7位はアマゾン・ドット・コムと海外株式もしっかり組み入れている。

以前は、日本国内の中小株に積極投資していたが、最近は資金流入が激しく大型株への投資も積極的となっています。

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 ひふみプラス自体はひふみ投信をマザーファンドとしているので、実質ひふみ投信に投資している事と同じになります。

ただ、長期投資の対象とする場合は、ひふみ投信で投資すると信託報酬の一部を減らしてくれる制度があるので、長期投資対象にするならばひふみプラスではなく、ひふみ投信を直接買い付けた方が利回りは高くなります。

ひふみ投信の投資期間による信託報酬の変化

  • 保有期間5年~10年⇒年 0.8584%(税込)※
  • 保有期間10年~⇒年 0.6584%(税込)※

※実質的な信託報酬率

 

投資家から見るファンドの役割(ポジション)

主に国内株式のみを投資対象としているため、資産成長の役割のみです。インフレヘッジ機能、安定収益性能(インカム性)は殆どありません。

ひふみ投信のこれまでの成績から、アクティブファンドとしての成長能力は証明されています。

http://www.wealthy-hisui.com/entry/ひふみ投信成績まとめ

 

投資難易度

投資難易度は高いです。アクティブファンドなので、ファンドの成績はファンドマネージャーの実力に連動することになりますが、ファンドマネージャーの実力を推し量る方法はこれまでの成績が主流となります。

成績に関しては、既に結果を出しているので証明されていますが、人気ファンドのため、運用方針を資産総額に合わせて変更してきています。

このため、これまでの成績がこれからは通用するかは分からないです。

 

危険性(リスク)と成長性(リターン)

以下の図は、 SBI証券が作成したリスクとリターンの関係性を表しています。

リスクメジャーは基準価額の変動を5段階評価で表しています。リスクメジャー3なので、アクティブファンドの株式にしてはそこまで変動幅は大きくないです。

リスク・リターン分析では他の国内株式に比べて低リスクハイリターンとなっており、国内株式のインデックス投資をするくらいならばひふみプラスの方が良い結果が期待できそうです。

ひふみプラス_リスク・リターン:

 ひふみ投信はテレビ放送で人気化したことで、投資家からの資金が集まり純資産総額が非常に大きくなっています。このことで、以前までは国内中小株中心の投資をしていましたが、現在は海外を含む大型株も投資対象としています。

このことから、以前までのような大きなリターンは期待出来ない可能性があります。

また、運用対象の変化に伴ってファンドマネージャーがしっかり成果を出していけるか未知数の部分もあるので、リスクに関しては若干高めだと想定した方が良いでしょう。

 

おすすめ投資層

既にインデックス投資である程度資産を積み上げている人達は、リスクを取って期待リターンの高い本ファンドを投資対象としても良いかも知れません。

また、運用資金は低いけどリターンを積極的に狙っていきたい人も投資対象としても良いかも知れません。

 

おすすめ度

おすすめ度は5段階中4です。

アクティブファンド特融の長期的な視点が持ちづらいという点で3の評価をしようか迷ったのですが、それ以上にこれまでの成績が非常に良いため評価4としました。

これは、ファンドの運用会社のレオス・キャピタルワークスの社長であり最高投資責任者の藤野 英人さんが非常に株式に精通しており、社長が会社を辞任しない限りある程度の運用成果が期待出来ると予想できるからです。

確かに、ファンドの運用方針が変わり投資対象も幅広くはなりましたが、ファンド運用者達の実力はこれまでの成績から実証済みなので、ある程度の利回りは期待できると予想するからです。

 

まとめ

いかがでしたか?今回はひふみプラスの投資信託評価を紹介しましたが、どのようなファンドか少しは参考になりましたでしょうか。

ひふみ投信(ひふみプラス)は実績のあるファンドであるのでおすすめ度4としました。

国内株のインデックス投資をするくらいならば、ひふみ投信の方が期待リターンは高くリスクも低いと考えられるので、おすすめです。

ちなみに、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017』というものがありまして、なんとひふみ投信は6位となっています。また、SBI証券の販売金額や積立件数やNISAでちょくちょく1位となっていますので、これからも資金流入は続くと思います。

そこそこ良いファンドではあると思いますので、気になる方は投資してみても良いかも知れません。

 

併せて読みたい記事

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ファンドオブファンズは実質的に不要?

バランス

投資信託は積立NISAや確定拠出年金など政府も後押しする初心者に向いている投資商品となりますが、まだまだ投資を始めていられない人が多いのが現状ではないでしょうか。そこで、今回は投資信託で耳にするファンドオブファンズという投資形態についてどういうものなのか?や、投資形態の見分け方や、ファンドオブファンズって必要なの?というところを紹介していきたいと思います。

 

 

ファンドオブファンズとは

複数の投資信託を投資対象とする投資信託の事です。ファンドオブファンズ形態の投資信託のメリットは様々な投資対象に分散投資出来ると言う事で、運用の安定性が高くなると言うメリットがあります。一方で、投資信託の中に更に投資信託が入っているので、信託報酬も二重になりコスト高になると言うデメリットもあります。

 

ファンドオブファンズの見分け方

ファンドオブファンズ方式を取っている投資信託を見分ける為には、各投資信託の目論見書を確認します。

今回は筆者が利用しているSBI証券で確認する方法を紹介します。

(1)まず、確認する投資信託のページに行き、目論見書をクリックします。

 ※以下の図の赤枠で囲った部分です。

ファンドの投資形態の確認方法1

(2)目論見書の「閲覧」をクリックします。

ファンドの投資形態の確認方法2

(3)目論見書の中身の投資形態を確認すれば分かります。

 以下の図はeMAXIS Slim バランスの目論見書ですが、投資形態はファミリーファンドになっているので、ファンドオブファンズではなさそうです。

ファンドの投資形態の確認方法3

 

 

ファンドオブファンズとファミリーファンドの違い

ファンドオブファンズは複数の投資信託を一つの投資信託として販売している投資信託の事でした。では、ファンドオブファンズ以外の投資方式であるファミリーファンド方式との差はどうなるのでしょうか?

ファミリーファンドはマザーファンドと言う親ファンドが実質的な投資先となり、投資家はマザーファンドの子となるベビーファンドを投資信託として買う方式となります。

では、ファミリーファンドとファンドオブファンズの違いは何でしょうか?

それは、ファンドの運用を行うのが1社になるか2社になるかの違いです。ファミリーファンドのマザーファンドとベビーファンドは同一の運用会社になるので信託報酬は1社にのみ払う事になりますが、ファンドオブファンズは投資家が買った投資信託の運用会社と、運用先の投資信託の運用会社の2社に信託報酬を支払う必要があるので多くの場合、信託報酬が割高になってしまいます。

 

ファンドオブファンズの投資信託

ファンドオブファンズの投資形態を取っている有名ファンドはセゾン投資でしょう。

このセゾン投信の信託報酬を確認してみると、以下のようになっていました。

セゾン投信信託報酬

信託報酬は年0.5724%(税抜 年0.53%)となっていました。

この他にファミリーファンド形態のバランス型投資信託としてeMAXIS Slim バランスがありますが、eMAXIS Slim バランスの信託報酬は"0.22572%以内"となっており、約倍近く違うことになります。

以下は、eMAXIS Slim バランスの信託報酬の画像となります。

eMAXIS Slim バランスの信託報酬

 

 

ファンドオブファンズ形態の投資信託は不要?

では、ファンドオブファンズ形態の投資信託は不要なのでしょうか?理論上は以下の図のように、ファンドオブファンズの投資対象投資信託は目論見書を見たら明記されているので、自分で運用した方が信託報酬が安くなり不要となります。

ただ、自分でポートフォリオを組んで海外のファンドを購入して、リバランスをしてという事も忙しくサラリーマン・OLや主婦難しいかと思います。このような人達には向いている商品だと思います。

このため、実質的には必要であると考えています。

 セゾン投信のポートフォリオ

まとめ

如何でしたか?ファンドオブファンズについて理解出来ましたでしょうか?

今回はファンドオブファンズの一例としてセゾン投信について紹介しました。

ファンドオブファンズは信託報酬が高くなりやすい傾向にあるので、ネット証券が流行っている現在ではそこまで人気のないものになっています。

ただ、忙しい人達にはまだまだ利用しても良い商品かも知れませんが、今回少し紹介した低コストのファミリーファンドでもバランス型のそこそこ良い投資信託が出てきているので、ネット証券を利用する人はeMAXIS Slimバランスのような商品の方が良いかとは思います。

投資を始めようと考えている人はどうしたら良いのか分からず、とりあえずバランス型を選ぶ人が多いように思いますので、バランス型の投資信託を選ぶ際は本記事を参考にしてもらえればと思います。

 

ひふみ投信の将来性を相場状況、実績、ファンドマネージャーの3つの観点で考察した結果

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ひふみ投信は国内の成長企業に対して投資するアクティブ型の投資信託で、現在非常に人気の高いファンドの一つです。SBI証券の投資信託で積立件数、NISAランキング1位、販売金額ランキング1位という人気の高い投資信託であるひふみ投信ですが、今後も投資に値するファンドなのか気になるところだとは思います。
今回は、相場状況、実績、ファンドマネージャーの3つの観点でひふみ投信の将来性を考察した結果を紹介していきます。

 

 

相場状況からみる将来性

これまでの相場状況

東京五輪への期待感、アベノミクスによる株上昇局面など国内株式にプラスとなる局面でした。この様な場面では、インデックス投資信託は低い利回りとなり、優秀なアクティブファンドは高い利回りを出し易い局面だったと言えます。ひふみ投信は国内の成長企業へ投資する国内ズロース株式投資のファンドでしたので、非常に状況とマッチしたファンドでした。

 

これからの相場状況

東京五輪終了、アベノミクス終了、人口減少など国内株式にとってマイナスとなる局面だと想像出来ます。この場合のアクティブファンドはファンドマネージャーの能力も大事ですが、全体として下げる相場ではなかなか利益を享受する事は難しいのではないでしょうか。

ひふみ投信も、如何に優れたファンドマネージャー達がいてもこれまでの様な大勝ちは難しいと予想します。

ただ、ひふみ投信の目論見書には外貨建資産へ実質投信割合制限を設けてませんとあり、今後は外国株式への投資も予想される為、一概に利益が出づらいとも言い切れず、状況から見る成長性は不透明感が高いとなります。

 

実績から見る将来性

以前の記事でひふみ投信の実績を考察しました。

 

www.wealthy-hisui.com

この結果から、アクティブの性能としては非常に優秀でした。

結論として、インデックスファンドよりかなり優秀な成績で、過去の結果からは今後も期待できるファンドとなります。

 

ファンドマネージャーから見る将来性

 ひふみ投信のファンドマネージャー・アナリストは以下のサイトに載っています。

www.rheos.jp

 

紹介されている運用部門

  • 最高投資責任者:藤野 英人 
  • 運用本部長:湯浅 光裕
  • シニア・アナリスト/ファンドマネージャー:渡邉 庄太
  • シニア・アナリスト:八尾 尚志
  • シニア・アナリスト:栗岡 大介
  • シニア・アナリスト:佐々木 靖人

この中でファンドマネージャーにあたる人は渡邉 庄太さんですが、この人のインタビューで気になる点がありました。

「優秀なファンドの3条件。中小型株運用、ネイティブ運用、スモールチーム。レオスはすべてを満たしていた。」

レオス入社以前に共感していた『常勝ファンドの投資戦略』(宮島秀直著)という本に、成績優秀なファンドに共通する特徴がいくつか挙げられていて、わたしは特に、①中小型株運用、②ネイティブ運用(自分の国に投資)、③小さなチーム、の三つに着目しました。

前職で偶然、レオスの創業から間もない藤野さん・湯浅さんのプレゼンテーションを受ける機会があり、上記3つにとても合致していて、私自身も中小型株運用を通じて日本経済を活性化させたいという想いもあり、2006年にレオスに転職しました。

この点ですが、現在は純資産総額が増えすぎてしまい、優秀なファンドの条件の中小型株運用やネイティブ運用が出来切れていないように感じます。それは本人だけでなく、他の運用部門の方も実際に感じている事であるとは思いますが、定性的な部分だけみると優秀なファンドの定義から外れ始めているように感じられます。

一方で、最高投資責任者である藤野 英人さんは現役時代から「カリスマファンドマネージャー」と呼ばれ、ひふみ投信も現に大成功している点も含め運用に関してはこれからも期待が込められずにはいられないでしょう。

運用関連の人達の記事を読むと、面白い人達で興味が沸く半面で、今後の成果に関しては不透明感が高いように感じずにはいられないという状況です。

 

まとめ

相場状況、実績、ファンドマネージャーという3つの観点から将来を予想しようと試みました。今回の考察から得られた結論は不透明感が高いので、いわゆるリスクが高い商品になっているという結論に至りました。

ひふみ投信の実績は折り紙付きの優秀なファンドであることは簡単に分かる事ですが、将来的に見たら、これからもリスクに見合うリターンを得られるかは少し疑問を感じてしまうところです。

ただ、面白いファンドであり、これまでの実績から運用者の実力は確かなものであることは立証済みでもあるので、現在の資金での運用が安定しもう少し不透明感が薄れたら魅力的な商品になると考えています。

このことから、今後もウォッチしていけたらということに落ち着きました

皆さんもひふみ投信に投資する際の参考にしていただければと思います。

インデックス投資と個別株投資の良否

草原で考える

今回は、 人それぞれ投資への向き合い方はあると思いますが、30歳孤独なSEの投資への向き合い方を振り返って、インデックス投資と個別株投資の良否について紹介したいと思います。

これから、投資を始める人や投資を始めて数年経った人達は読んでもらえたら、これからの投資生活に何かしらの刺激があるかも知れません。。。

 

 

ゴールから逆算して個別株投資を選択

最近はインデックス投資的な内容をよく調べていましたが、個別株投資についてこそ、もっとしっかりと調べるべきと思い直しました。

なんで、こんな事を考えたかと言うと、ゴールに対するアプローチがインデックス投資では実現できない事が容易に想像ついてしまうからです。

では、僕のゴールはと言うと、10年後には富裕層になり、不労所得で暮らすと言うゴールなのです。この様な、普通に考えたら無理だと思われる事を目標にしているのに、インデックス投資と言う亀の様にゆっくり資産を増やすやり方はあまり有効では無いのです。

そんな訳で、インデックス投資に関する調査をする暇があったらもっと利益率が高くなる事を調査するべきだと考え直したのです。

 

孤独なSEの投資事情

では、今までなぜインデックス投資の調査に力を入れてきたかと言うと、投資資金を積極的に運用するよりも、自分の収入を上げる事の方が大事だと考え、投資に回す力(時間)をブログ執筆の時間に当てた方が良いと考えていたからです。

しかし、結局ブログ執筆の為にインデックス投資について調査しており、どうせ調査するならば期待利回りの低いインデックス投資よりも、期待利回りが高くなる個別株投資の方が効率的なのではと思い直した次第でした。

ただ、筆者もインデックス投資は多くの人に推奨する投資方法だとは思っています。なぜならば、インデックス投資は、一度投資を開始したら、一ヶ月に一回〜四半期に一回程度監視するだけで良いので、自分の時間を他の事に割けると言う大きなメリットがあるからです。

筆者がブログ執筆活動としてインデックス投資関連か個別株投資関連のどちらを集中して調査した方がゴールに近づきやすいかと問われると、個別株投資となっただけなのです。

なので、どっちが良いかは人それぞれだと思います。

 

結局時間があるなら個別株投資の方が良いのか?

時間があったら個別株投資の方が良いのか?と思うかも知れませんがそんな事も無いのです。

実はインデックス投資の調査に専念する前は個別株投資についてよく調査していました。理由は期待利回りが高いからとインデックス投資は自分の中でポートフォリオを作成し運用するまで至り、これ以上する事も少ないかと考えていたからです。

そんな訳で、今の現状は一周回ってきた形になっているのですが…そんな事は置いておいて…

しかし、個別株投資は兎に角神経を使うのです。そして、インデックス投資の様に簡単では無いのです。

どういう事かと言うと、割安株を見つける方法としてグレアムミックス係数と言うものがありますが、僕はグレアムミックス係数を知ってからはある程度は割安かどうかの判断は出来ると思っていました。しかし、グレアムミックス係数を中小のグロース株に適用しても一切割安株が引っかからないのです。株に詳しい人達は何を当たり前の事をと思うかも知れませんが、当時の僕はグロース株がグレアムミックス係数で割安となる基準11.25に全然引っかからないので投資対象は無いと考えていたのです。

しかし、成長株について少し学んでからは中小のグロース株には、グレアムミックス係数の割安値を適用出来ない事を知り、まだまだ理解が浅かったなと感じたのです。

この様に、一つ理解してもまた更に先があり、その先には更に別の理解が必要だったりと、一度開始したらそんなに頑張らなくても良いインデックス投資と比べると、個別株投資は非常に難しく大変なのです。

個別株投資を長く続けていける人は、株が趣味みたいな物好きか、1日の業務中半分くらいはサボってるのでは?と思うくらい楽な仕事の人か、既に専門知識のある人か、優待目的のみのバイ&ホールドしかしない投資家くらいではと思います。

そんな訳で、時間があるから利回りが高い個別株投資が良いと単純に決めつけられない訳なのです。

ちなみ、僕は株の勉強は嫌いでは無いです。そして、良い株を見つけて、分析するのは結構面白かったりします。

 

インデックス投資と個別株投資の良否

では、インデックス投資と個別株投資のそれぞれのメリット、デメリットをまとめておきます。

インデックス投資メリット

大変なのは最初だけ

投資開始後は他の事に自分の時間を割ける

 

インデックス投資デメリット

期待利回りが個別株投資より低い

利益が出るまで長期間掛かる

 

個別株投資メリット

期待利回りが高い

腕次第では本業以上の収入も可能

しっかり利益を出せるにはお勉強が大変

 

個別株投資デメリット

投資の為に調査時間が掛かる

自分の時間を費やしてしまいがち

実力が無いと利回りがマイナスになる場合もある

 

この様に、インデックス投資も個別株投資もそれぞれ一長一短ではあります。

一般的に忙しいサラリーマンや子育てに忙しい主婦にはインデックス投資の方が良いと考えられ、仕事が楽な人や投資好きの人は個別株投資をする様に思います。

 

まとめ

結局のところ、インデックス投資と個別株投資は人それぞれの生活や仕事や性格によって向き合い方が変わってくるのだと思います。

仕事で忙しくバリバリ働く人や趣味にいっぱい時間を費やしたい人はインデックス投資の方が良いと思いますし、僕のように利益追求する人や投資が趣味みたいな人は個別株をしたら良いのだと思います。

ただ、個人的な見解としてはどちらかだけするのではなく、どっちもするでもありだと思っています。現に僕がどっちもしています。

インデックス投資は10年、30年など超長期で資産を増やす目的で利用し、個別株投資は短期的に稼ぐのも、数年で稼ぐのも、数十年で稼ぐのもありで楽しみながら利益を出すという目的が利用するというイメージでした。

 

ひふみ投信とVTのリターン、手数料比較してみた結果

ひふみ投信は国内の成長企業に対して投資するアクティブ型の投資信託で、現在非常に人気の高いファンドの一つです。実際に人気ファンドのひふみ投信は投資対象として良いものなのか気になる方も多いかと思いますので、世界的にインデックス投資家が好んで投資する『VT (Vanguard Total World Stock ETF)』と成績の比較をしてみましたので、比較結果を紹介していきたいと思います。

 

 

ひふみ投信とは

レオス・キャピタルワークス株式会社が運用するアクティブ型ファンドのことです。特徴としては、レオス・キャピタルワークスのアナリストやファンドマネージャーが発掘した日本の成長企業に投資し、高い利回りを実現しているところです。この際に実施している事として、足で稼いで成長企業に投資すると記載されている通り、実際に経営者に会って将来的なビジョンを聞き本当に投資対象かどうか判断しているとのことです。

 

ひふみ投信とVTのリターン比較

ひふみ投信と世界的に人気の高いVT(Vanguard Total World Stock ETF)のリターンを比較してみます。

まずは、それぞれの各年での資産の増加率と増加値を以下に示します。

リターン比較表

  増加率
ひふみプラス VT 差分
2012年 1951 513.9999 1437
2013年 7736 890.0002 6846
2014年 2776 159.9999 2616
2015年 4767 -234 5001
2016年 1708 434.9998 1273
2017年 12543 1276 11267
平均 5246.8333 506.8333 4740

 

  増加値
ひふみプラス VT 差分
2012年 1.1951 1.116079 0.079021
2013年 1.631201 1.176238 0.454963
2014年 1.138116 1.027341 0.110775
2015年 1.206248 0.960974 0.245274
2016年 1.062197 1.076787 -0.01459
2017年 1.422437 1.20748 0.214957
平均 1.275883 1.09415 0.181733

※VTに関してはドル建ての商品のため、円換算100円で簡易計算しています。

※差分はひふみプラスからVTを引いた値としています。

全体的なリターンの差

【ひふみプラス】
2012/5/28:10,000円
2018/3/18:41,676円

上昇倍率約4.17倍

 

【VT】
2012/5/28:44.279999ドル≒4,428円
2018/3/18:75.059998ドル≒7,506円

上昇倍率:約1.7倍

 

【ひふみプラスとVTの差】
約2.47倍の差

 

リターンの結果

ひふみプラスとVTのリターン比較では圧倒的にひふみプラスの方がリターンが高いという結果でした。こうなると、eMAXISバランスやVTでリターンで勝てないとなると、バランシングしている商品ではなかなかひふみに勝つのは難しいかも知れません。それ程リターンが高いと感じられます。

 

手数料比較

ひふみとVTの手数料の差を比較してみます。

それぞれの手数料(信託報酬)は以下となります。

 

  • ひふみプラス:500億円まで1.0584%,500億円を超える部分0.9504%,1000億円を超える部分0.8424%
  • VT:0.1%

 

信託報酬の差は一般的な個人投資家であるならば(500億円まで)、0.9584%の差となりました。

つまり、手数料に関しては断トツでVTの方が安いです。

 

結論

ひふみ投信と世界的に人気のあるETFのVTを比較してみました。

今回の結果から、ひふみ投信のリターンは非常に高いことが分かりました。手数料の高さを差し引いてもありあまるリターンは非常に魅力的であり、スパイス的な銘柄としてはありだと判断しました。

他の銘柄とも比較し、今後購入するか検討していきたいと思います。

 

併せて読みたい記事

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ひふみ投信とeMAXISバランス比較

宮殿

皆さんはひふみ投信というファンドをご存知でしょうか。『カンブリア宮殿』というテレビ番組で放送されて、一躍有名になったファンドなので、名前だけは聞いたことあるという方も多いのではないでしょうか。このひふみ投信ですが、インデックス投資家の僕が実際に投資対象とありなのかどうかというところで、実際のインデックスファンドと比較してみました。

今回は国内のバランス型の投資信託としては人気の高い『三菱UFJ国際-eMAXIS バランス(8資産均等型)』と『ひふみプラス』で比較した内容を紹介したいと思います。

 

 

ひふみ投信とは

レオス・キャピタルワークス株式会社が運用するアクティブ型ファンドのことです。特徴としては、レオス・キャピタルワークスのアナリストやファンドマネージャーが発掘した日本の成長企業に投資し、高い利回りを実現しているところです。この際に実施している事として、足で稼いで成長企業に投資すると記載されている通り、実際に経営者に会って将来的なビジョンを聞き本当に投資対象かどうか判断しているとのことです。

 

ひふみ投信とeMAXISバランスのリターン比較

ひふみ投信と国内のバランス型投資信託の王道的な投資信託であるeMAXISバランスを比較してみます。

ひふみプラスを参考値として比較します。

■eMAXISバランス
2012/5/28:10,132円
2018/3/18:19,270円

上昇倍率:約1.9倍

■ひふみプラス
2012/5/28:10,000円
2018/3/18:41,676円

上昇倍率:約4.17倍

■eMAXISバランス-ひふみプラスの差
上昇倍率の差:約2.27倍

※上記の算出にはSBI証券のデータから算出しております。

eMAXISバランスに対してひふみプラスは6年で2倍以上のリターンを出しています。リターンの高さはさすが人気アクティブファンドと言ったところです。

 

ひふみ投信とeMAXISバランスのリスク比較

リスクを比較する方法として基準価額の値幅がどれくらい幅があったのかという方法と下落率が最大でどれくらいあったのかという方法があります。それぞれで比較してみたいと思います。

[値幅]

■eMAXISバランス
直近12カ月:-10.81%+44.44%
最大値幅:±55.25%

■ひふみプラス
直近12カ月:-3.22%+67.28%
最大値幅:±70.5%

 

[最大下落率]

■eMAXISバランス
直近12カ月:-10.81%

■ひふみプラス
直近12カ月:-3.22%

 

値幅に関してはeMAXISの方が低い結果となりましたが、ひふみプラスの値幅が大きい理由は最大上昇率が高いことに起因しているので、あまり参考値として役に立ちません。一方で、最大下落率をみるとひふみプラスはeMAXISよりも低い下落率で抑えていることが分かります。このことからアクティブファンドと言えど、ひふみ投信の方がリスクを低くしたファンドに見えます。

 

手数料比較

ひふみとeMAXISバランスの手数料の差を比較してみます。

[信託報酬の差]

■eMAXISバランス
0.54%以内
(eMAXISバランスslim)※ネット販売のみ
0.22572%以内

 

■ひふみプラス
500億円まで1.0584%,500億円を超える部分0.9504%,1000億円を超える部分0.8424%

 

■信託報酬の差の結果

通常のeMAXISとひふみプラス
0.5184%の差
slim版eMAXISとひふみプラス
0.83268%の差

信託報酬の差だけ見たら、インデックスファンドのeMAXISに分配があがりました。ただ、信託報酬の差が小さく見える程の大きなリターンをひふみプラスは出せているので現状では信託報酬の差はあまり気にしなくても良いかも知れません。

 

結論

今回はひふみ投信を各証券会社で買えるようにしてある投信のひふみプラスと国内バランス投資信託の代表格であるeMAXISバランスで投信比較をしてみました。

比較内容としては、リターン・リスク・手数料で比較を行いました。

結論としては、ひふみ投信はリターンが非常に高く、リスクは低く、手数料は若干高いというところで、総合的にはeMAXISバランスよりもひふみ投信の方が優秀なファンドであるという結論になりました。

今回意外だった点は、アクティブファンドで国内株式のみなのでリスクが高めだとイメージしていたのですが、 リスクが低く抑えられている点でした。

筆者の所感としては、ひふみ投信の可能性を感じたので、僕もひふみ投信に投資しようかと考え始めたところです。今後もひふみ投信と他のファンドを比較して投資対象かどうか検討したいと思います。

ひふみ投信の成績まとめ

SBI証券の投資信託で積立件数、NISAランキング1位、販売金額ランキング2位という人気の高い投資信託であるひふみ投信ですが、本当に人気に見合うだけの要素があるのか気になりませんでしょうか?そこで、ひふみ投信の戦闘力を測定すべく、実際に毎年どれくらい上昇しているのかSBI証券の基準価額推移の過去データを集計してみました。

ひふみ投信に投資してこうか考えている方の参考になればと思います。

 

 

ひふみ投信の成績測定表

以下は、『ひふみプラス』を元に毎年の基準価額から算出した表です。

  • 最大値:単純なその年の基準価額の最大値
  • 増加値:その年の1月頭から12月末に上昇した値です。(12月の値-1月の値)
  • 増加率:その年の1月頭から12月末に上昇した倍率です。(12月の値/1月の値)
2012年 2013年
基準価額 純資産総額 基準価額 純資産総額
最大値 増加値 増加率 増加値 最大値 増加値 増加率 増加値
11951 1951 1.1951 775 19992 7736 1.631201 6937
2014年 2015年
基準価額 純資産総額 基準価額 純資産総額
最大値 増加値 増加率 増加値 最大値 増加値 増加率 増加値
22982 2776 1.138116 11140 28114 4767 1.206248 48612
2016年 2017年
基準価額 純資産総額 基準価額 純資産総額
最大値 増加値 増加率 増加値 最大値 増加値 増加率 増加値
29272 1708 1.062197 18594 42427 12543 1.422437 366277
2018年        
基準価額 純資産総額        
最大値 増加値 増加率 増加値        
44454 -2301 0.946694 555262        

ひふみ投信の成績考察 

ひふみ投信の戦闘力を測るには、毎年どれくらい基準価額が上昇しているのかというところなので、基準価額の増加値と増加率だけを抜き出したものが以下です。

  基準価額
増加値 増加率
2012年 1951 1.1951
2013年 7736 1.631201
2014年 2776 1.138116
2015年 4767 1.206248
2016年 1708 1.062197
2017年 12543 1.422437
2018年 -2301 0.946694
平均 4168.571 1.228856


これを見ると、毎年の平均上昇額は4000円程度で、増加率にすると毎年約23%程度の上昇のようです。ただ、実際は2013年と2017年の上昇が非常に強いので、2つの年の上昇を含めなかった場合の平均は平均上昇値は1780円程度で増加率は毎年約11%程度という結果でした。

運用に成功している年の成長力は非常に高いですが、それ以外の年は普通のアクティブファンドな印象です。これを見ると、ひふみ投信は成績が安定していないですが、爆発するタイミングでは非常に強いファンドとなり、今後もこの何年か毎に爆発的な成長が出来るならば、魅力的なファンドとも言えます。

 

ひふみ投信成績まとめ

ひふみ投信は国内株式メインのアクティブファンドという事で、成長性の予想は難しいように思えます。ただ、運用が成功している年の成長力はインデックスファンドでは到底得られない程の運用成績が得られる点は魅力的でしょう。

このことから、他のファンドでバランスを取りつつ、余剰資金の中でもさらに余剰資金で運用する方が安定的な成果が得られると予想できます。

今後は、他のファンドとも比較検討をしていきたいと思います。気になる方は、本サイトをブックマークして頂ければと思います。

【投資信託評価】楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド

米国

政府は長期的な資産形成をNISAや確定拠出年金などの制度を作り国民に推奨しており、これからの時代は資産運用が益々重要になってきます。

長期的な資産形成を行っていく際に導入しやすい商品として投資信託があります。投資信託は株や不動産よりも分散投資がしやすく、最近の証券会社では自動的な毎月積み立てが当たり前に出来るため、時間的な分散投資もしやすい状況です。また、確定拠出年金や積み立てNISAの運用対象商品のほとんどは投資信託です。

しかし、投資信託の勉強を始めてもなかなかどのような商品に投資して良いのか分からないという方も多いと思い、ネットで優良という評価が多い投資信託を筆者が評価した内容を紹介したいと思います。

今回は、楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンドというファンドを紹介していきます。

 

 

基本情報

  • 買付手数料:なし
  • 信託報酬:年率0.1696%程度(2018/3/13時点)
  • 信託財産留保額:なし
  • 解約手数料:なし
  • 償還日:無期限
  • 純資産総額:8,119百万円(2018/3/13時点)

ポートフォリオ:楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国市場で販売されている(米ドル販売)のバンガード・トータル・ストック・マーケットETFというファンドを日本円で買えるようにした投資信託です。

楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンドポートフォリオ

このため、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのポートフォリオがそのまま楽天・全米株式インデックス・ファンドのポートフォリオとなります。では、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのポートフォリオはどうなっているのでしょうか。

アップル、マイクロソフト、Amazonなど最近の米国を代表する企業が上位組み入れ銘柄になっています。

このように、米国企業全体に投資する為のファンドとなります。

VTIポートフォリオ

 

投資家から見るファンドの役割(ポジション)

完全なる資産成長のみの役割です。理由としては、米国の株式のみを対象としたファンドなので、インフレヘッジとしての機能はなく、国による分散もしていないので、リスクも偏っているからです。ただ、これまでも米国経済は世界経済を牽引してきており、安定した成長性については現状トップクラスの対象です。

 

投資難易度

米国経済は何度も危機に瀕しては復活していますが、これは米国の株式も同様に大暴落と高騰を繰り返してきた事を示します。このため、米国経済に大ダメージが発生しても投資を続けられるだけのマインドは最低限必要となるでしょう。

信託報酬などの経費は安く、積立では長期投資しやすいです。また、タイミング投資でも、ウォッチする対象が米国の株式関連指数だけになるのである程度確認するべきニュースも絞れるでしょう。

 

危険性(リスク)と成長性(リターン)

以下の図は、 SBI証券が作成したリスクとリターンの関係性を表しています。

これを見ると、ハイリスクちょいハイリターンの商品だと分かります。

ただ、この枠組みは国際株式という枠組みなのですが、実際は国内の株式指数の日経225より、米国の株式指数であるS&P500の方がよっぽど利回りが高い事は既知の事実なので、実際のところは、ハイリスク・ハイリターンの商品に位置付けられるでしょう。

楽天・全米株式インデックス・ファンドリスク

 SBI証券作成

 

積み立て前にしっておくべき事

楽天・全米株式インデックス・ファンドの元となるETFのVTIとの信託報酬の差について紹介します。

  • VTI:0.04%
  • 楽天・全米株式インデックス:0.1696%程度

となり、VTIの方が0.1296%信託報酬が安くなります。高々0.13%程度ですが、1000万円以上投資すると、年間約1万3000円の差になります。

この差は30年続けたら約39万円の差になります。

投資では額が大きい事と、長期投資する場合はボディーブローのように後でコストが効いてくるので、高々0.13%程度だとしても甘くみない方が良いです。

ただ、VTIを買付するには米ドルを買い付ける為替取引が必要になり、投資難易度が高くなることは確かです。

個人の投資能力に合わせて、本ファンドを選択するか米国市場で販売されているVTIを買い付けるか考えたら良いと思います。

 

おすすめ投資層

楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国の株式オンリーの投資となるので、ボラティリティが高くても投資可能年数が多い、数十年単位で投資できる20代~30代のような若い世代におすすめのファンドです。

逆に50代以上の方がこれから本ファンドを買付する場合は、暴落が発生した際にプラス転換されるまで数年以上掛かっても大丈夫な資金で投資する方が良いでしょう。

 

おすすめ度

おすすめ度は5段階中4です。

理由としては、信託報酬も安く、投資先のETFであるVTIも実績があり良いのですが、投資対象が米国のみとなるので、他のファンドと組み合わせてポートフォリオを組む際には良いかも知れませんが、楽天・全米株式インデックス・ファンドだけに投資すると、米国経済に左右され過ぎてしまうというリスクがあるので、4/5という評価にしました。

ただ、VTIは非常に優良なファンドで、最近有名なロボアドバイザーのWealthNaviも買付対象としているので楽天・全米株式インデックス・ファンドも優良ファンドである事は間違いありません。

ただ、本ファンド単体での投資はリスクが高くなるので気を付けたいところです。

 

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まとめ

いかがでしたか?楽天・全米株式インデックス・ファンドがどのようなファンドか少しは参考になりましたでしょうか。楽天・全米株式インデックス・ファンドはおすすめ度4で優良なファンドだと考えているため、皆様も積立NISAのような長期投資の対象として検討してみても良いのではないでしょうか。ただ、注意点は米国株式のみを対象としているので、投資対象にする場合には自分でポートフォリオを組むなどのリスク分散が望ましいでしょう。

ちなみに、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017』というものがありまして、なんと楽天・全米株式インデックス・ファンドは3位となっています。投信ブロガーは日々投資信託の最新情報をチェックしており、どのようなファンドがより効率的に資産を増やす為に良いのか考えている人が多い印象です。このような投信マニアと言っても過言ではない人達からも高評価されているファンドなので、投資初心者でも本ファンドを積立NISAで買ったら情報通の投信ブロガーと同等の資産運用が出来るかも知れません。

 

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確定拠出年金の出口戦略【60歳に近い人ほど、現金比率を上げるべき理由】

老後の生活は確定拠出年金で

多くの企業で取り入れられている確定拠出年金ですが、皆様はしっかりとした出口戦略を考えていますでしょうか?所得税の減税や運用益の非課税というメリットに注視し過ぎて、確定拠出年金でしっかりと運用益を受給するための重要な出口戦略を疎かにしていませんか?

今回は確定拠出年金の出口戦略について紹介します。

 

 

確定拠出年金とは

401kなどと呼ばれる、個人で拠出した資金を運用し、受給時には運用益は非課税で受け取ることが出来る制度となります。また、確定拠出年金に拠出した資金は所得税の課税対象額として扱われないというメリットもある税金的に非常にメリットの高い精度となります。確定拠出年金は企業型確定拠出年金と個人型確定拠出年金(iDeCo)があります。一般的には企業型確定拠出年金では、企業の口座管理手数料などの諸経費負担がありますが、投資商品のラインナップが少ない場合もあります。一方で、個人型確定拠出年金では、諸経費は個人負担となりますが、証券会社で始めれば投資商品のラインナップが豊富なことが多いです。

 

確定拠出年金の注意事項

確定拠出年金を始める上で気を付けたい注意事項は以下になります。

・途中解約が出来ない

・受け取りは60歳以降

・年金として受け取るには60歳~70歳までに年金型で申請が必要

※確定拠出年金の受給方法は年金型か一時金型の2種類を選べる。どちらを選ぶかは退職金の受け取りでどの程度税制上の控除を利用しているかによるが、詳しくは本記事では割愛する。

 

確定拠出年金の受け取りで避けたいパターン

いざ、60歳になり年金として受給しよう思った際に、市場で大暴落が発生していたらなかなか利益を確定させて受給したいとは思えませんよね?もう少し待った方が評価額が戻るのではないかと思ってしまうかもしれません。

それが、株式型に100%運用してしまっていたら、株式市場の大暴落の痛手をもろにうけてしまうでしょう。

そうすると、受給年齢がどんどん後ろ倒しになってしまう事も予想されます。

ただ、確定拠出年金は60歳~70歳まで運用可能なので、70歳ギリギリまで運用するのも一つの手ですが、利回りを重視し過ぎてさらに暴落で取り返しのつかない利回りの低下に巻き込まれる場合もあるかもしれません。

こんな残念な確定拠出年金の受け取りパターンは避けたいところです。

 

確定拠出年金の出口戦略とは?

では、どのように対策すれば市場の暴落を受けても受給時に影響が少なかったでしょうか。それは、年齢が上がるにつれて現金比率を上げておけば良かったのです。

例えば、株式型の投資信託の成績が良いからと、50歳になっても株式型投資信託で100%運用していたら、暴落のダメージをもろに受けてしまうことでしょう。

しかし、株式型の投資信託の比率を50%程度にして、現金比率を50%にしていれば仮に株価が20%下落しても、資産全体での下落は株式型50%中の20%なので、10%の下落に抑えられるでしょう。

このように、確定拠出年金では出口(自分の受給年齢)が近づくにつれて現金比率を上げた方がリスクを減らせるでしょう。

 

一方で、まだ20代~30代の人達はまだまだリスクを取って値上がりを狙っても良い年齢と言えます。なぜならば、仮に22歳からずっと株式型の投資信託で運用していて、35歳になったタイミングで大暴落が起こっても、残りの15年で株価が戻る確率が高いからです。

確定拠出年金では運用可能年齢が決められている事や年金として受給できる年齢も定められているので、年齢が上がるごとにリスクオフ資産の割合を増やしていくことが大事な出口戦略となります。

 

具体的な出口戦略例は?

ここからは、筆者ならばこうするというモデルを紹介します。

  • 20代~40歳までは株式型オンリー
  • 40歳~50歳に掛けて、株式比率をだんだんと6割〜8割程度まで低下させる
  • 50歳~60歳では、60歳の時点で現金比率9割程度になるように年々株式比率を下げる
  • 70歳まで運用する場合は上記を10年づつ繰り上げる

※市場の過熱感が高い時や米国の金利上昇が予想されている場合は早い段階で現金比率を上げる。経済的なニュースには疎い人は55歳までには現金比率9割でも良いと思います。

※何かの指標をモデルにしたシミュレーションをしている訳ではなく、ある程度の区切りという意味で上記のようなモデルになっています。

※70歳まで運用した方が運用益が大きくなるかも知れませんが、そこは老後の資金繰り状況次第と言ったところでしょう。

 

まとめ

如何でしたか?確定拠出年金の出口戦略は参考になりましたでしょうか?

確定拠出年金の受給年齢が近くなるにつれて現金比率を上げる戦略をとることで、評価資産の目減りリスクを下げる事ができます。

60歳で需給を開始したら、その時点では全て現金になるので、60歳ギリギリまで下落リスクを負うような運用は避けた方が良いです。確定拠出年金は現在の年金制度を補助する制度として、ぜひ活用して行きたい制度ですので、しっかりと制度を理解して戦略的に活用したいですね。

これからも、投資、貯蓄、成功法則などの気になる情報を配信していきますので、気になった方はブックマークして頂ければと思います。

 

 

資産公開(2018年3月) (投資信託)

こんばんは。

ひすいです。

 

インデックス投資家にとったら大きな出来事はない単調な日々が続いている3月の投資信託の運用状況を公表していきます。

 

 

今月(3月)の結果

【トータルリターン】

2018年1月投資信託状況

【各ファンドの詳細】

2018年1月投資信託状況_2

 

合計評価額:498,154円

【含み損益】

特定口座:(先月)+5.95%⇒(今月)+1.18%

NISA口座:(先月)+0.3%⇒(今月)-4.12%

 

投信を始めたばかりの時に適当に買った、岡三のアジア・オセアニア高配当がいい感じで回復してきていましたが、完全にマイナスに戻りました。それと、意外なのはeMAXISのバランスがマイナスになってしまっている事です。バランス型なので、こういう大幅下落の際にも下げ幅を縮小してくれるようなイメージなのですが、残念ながらマイナスになってしまっています。やはり、投資対象国が日本だけで37.5%もあるのが問題なのでしょうか。ただ、現実問題eMAXISバランス以上に全世界的に様々なアセットクラスにバランスされている商品がないのもまた現実なので、仕方ないのですが。。。

 

 

ポートフォリオ

例の如く、ぼくの3本柱のポートフォリオを紹介します。

僕のポートフォリオは①独自、②eMAXISバランス、③米国株集中の3つを①1万円、②1万円、③5000円で組み入れています。

 

ひすい独自ポートフォリオ

ひすい独自ポートフォリオ

 

ひすい独自ポートフォリオ

 

eMAXISバランス

eMAXISバランスポートフォリオ

 

米国株集中投資

こちらのポートフォリオは米国株100%です。

完全なる集中投資となります。

米国集中投資するかの理由は、バフェット太郎さんの記事で米国のS&Pコア10種が最強という話を受けS&P500以上の利回りを実現する手法として取り上げられたからとなります。

実際にひすいが投資対象としている銘柄は、『三井住友TAM-SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』です。

 

まとめ

ドルコスト平均法でインデックス投資する経過観察は毎月考えることは一緒で、上がっただの下がっただのという評価額の上下動に一喜一憂することがないので、一度積み立てを開始してしまえば本当にやることは年に1度入金するだけで楽だと言うことです。

そのおかげでこうやってブログを書く時間もあるので、インデックス投資は忙しい人に本当におすすめですね。

それと、自分の人生をより楽しみたくて、投資なんてあまり興味のない人にも、毎月少しずつ負担にならない額を投資していれば、知らぬ間に資産が増え、最終的には遊べるお金が増える可能性が高いので、人生を楽しみたい人にもおすすめです。

それはそうと、最近ロボアドバイザーなるものを始めてみました。より投資を楽にする方法としてポートフォリオまでも自動化するというものです。

 

ひすいはSBI証券を使っているのですが、手数料が業界屈指の安さであることと、外国株式を含む投資商品の品ぞろえが業界で一番良いので、これから投資を始められる方はSBI証券がおすすめです。

また、節約・インデックス投資で有名なよよよ氏や米国株投資で有名なたぱぞうさんもSBI証券をメインの証券会社として利用しているとのことなので、みんなが利用している証券会社という意味でもSBI証券が良いと思います。

 

 SBI証券リンク

 

 

【投資信託評価】楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド

夜の街

政府は長期的な資産形成をNISAや確定拠出年金などの制度を作り国民に推奨しており、これからの時代は資産運用が益々重要になってきます。

長期的な資産形成を行っていく際に導入しやすい商品として投資信託があります。投資信託は株や不動産よりも分散投資がしやすく、最近の証券会社では自動的な毎月積み立てが当たり前に出来るため、時間的な分散投資もしやすい状況です。また、確定拠出年金や積み立てNISAの運用対象商品のほとんどは投資信託です。

しかし、投資信託の勉強を始めてもなかなかどのような商品に投資して良いのか分からないという方も多いと思い、ネットで優良という評価が多い投資信託を筆者が評価した内容を紹介したいと思います。

今回は、楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンドというファンドを紹介していきます。

 

 

基本情報

・買付手数料:なし

・信託報酬:年率0.2396%程度(2018/2/7時点)

・信託財産留保額:なし

・解約手数料:なし

・償還日:無期限

・純資産総額:3,657百万円(2018/2/7時点)

・ポートフォリオ:楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンドは米国市場で販売されている(米ドル販売)のバンガード・トータル・ワールド・ストックETFというファンドを日本円で買えるようにした投資信託です。

このため、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのポートフォリオがそのまま楽天・全世界株式インデックス・ファンドのポートフォリオとなります。では、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのポートフォリオはどうなっているのでしょうか。

国別で確認すると、米国が43.3%で、次いで日本が8.4%、英国が8.3%と続きます。

このように、米国を中心とした世界各国の株式に投資しているファンドとなります。

また、投資対象企業は米国の超大手企業が上位となっていますが、純資産総額に占める割合が1位のAppleでさえ、1.4%ですので、投資の分散性としては非常に高いと言えます。

 

投資家から見るファンドの役割(ポジション)

楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、米国を中心とした株式のみへの投資用ファンドなので、債券やREITは含みません。このため、投資家から見るファンドのポジションとしては成長資産として投資するものになります。

20~30代のように若い世代は楽楽天・全世界株式インデックス・ファンドを中心とした資産形成で大きく将来資産を増やせると予想出来ます。一方で、40代~の世代は株式のみの資産のため、長期的にほとんど使う予定の無い資金で運用する方が良いと思います。

どの年代にせよ、国別のリスクを抑えつつも積極的に資産を増やす為の役割となります。そこそこ守りつつも積極的に攻めるというイメージのファンドです。

 

投資難易度

世界各国の株式に分散投資しており、インデックス型で低コストで運用出来ることから、投資の難易度は低いです。様々な人が投資するファンドであるとは思いますが、株式相場の値動きを考えると長期で保有出来る方がリスクが低くなると考えられるので、若い人程積極的に投資しやすいファンドとなります。

 

危険性(リスク)と成長性(リターン)

以下の図は、VTのリスクとリターンの関係性を表した図となります。

分散投資はミドルリスクミドルリターンに対して、VTはややハイリスクハイリターンとなっています。ここで言うリスクとは株価の値動きの幅の大きさを表していると考えられます。つまり、大きく損を被る可能性もあるけど、大きく利益を得られる可能性もあるという事です。

ただ、過去の株式市場の実績から、株式市場はどんどん成長しており、一度大きく暴落したとしてもそこから再度上昇しより高値になるという事を繰り返しています。

つまり、非常に長い期間で考えればリスクは一時的に資産が減る事ですが、リターンはかなり大きくなる資産となります。

モーニングスター作成

 

積み立て前にしっておくべき事

米国・日本、英国そしてカナダと米国経済と関連性が高い国だけで60%を占めるため、世界各国に投資しているとは言え、米国株式市場に大きく影響されることは必須のファンドとなります。

また、上述の通り米国市場ではより信託報酬の低い元ファンドのバンガード・トータル・ストック・マーケットETFが販売されています。長期的に資産運用を行うならば米国で販売されている元ファンドも検討の余地があります。ただ、米ドルで買付する必要があり、為替手数料や最終的に円に戻した際に円高に進むと信託報酬差分以上にマイナスになる可能性もあります。どちらを選ぶかは人それぞれの考え方次第でしょう。

 

おすすめ度

おすすめ度は5段階で5です。

理由は全世界の株式に分散投資されていると共に、信託報酬も非常に安く、今後も資金流入が増える事が予想でき、元ファンドのバンガード・トータル・ストック・マーケットETFは実績もあり、長期でみたら成長性も高い為です。

正直なところ、これ一本だけの投資でも十分ありだと感じているくらい優良なファンドです。

筆者も購入を検討しており、現在の悩みは本家で買うか国内の再販版(本ファンド)を買うかで迷っている状態です。

 

まとめ

いかがでしたか?楽天・全世界株式インデックス・ファンドがどのようなファンドか少しは参考になりましたでしょうか。楽天・全米株式インデックス・ファンドはおすすめ度5で非常に優良なファンドだと考えているため、皆様も積立NISAのような長期投資の対象として検討してみても良いのではないでしょうか。

ちなみに、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017』というものがありまして、なんと楽天・全世界株式インデックス・ファンドが1位となっています。投信ブロガーは日々投資信託の最新情報をチェックしており、どのようなファンドがより効率的に資産を増やす為に良いのか考えている人が多い印象です。このような投信マニアと言っても過言ではない人達からも最高と評価されているファンドなので、投資初心者でも本ファンドを積立NISAで買ったら情報通の投信ブロガーと同等の資産運用が出来るかも知れません。

 

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